-
製品・IT
椿本チエイン 電動チェーンユニットを用いたウイング開閉機構開発
2024年5月8日
椿本チエイン(大阪市北区)は5月7日、ジップチェーン(噛合いチェーン)から派生した、アーチ状に伸縮するアークチェーンを用いた「アークチェーンアクチュエータ」を開発したと発表。直線作動のジップチェーン同様、動力をアーチ状の動作にダイレクトに変換し、ドアの開閉や作業台の傾転、ワークの反転などに最適な機構となるもので、一般発売に先行してパブコ(神奈川県海老名市)のトラック荷台のウイングボディー開閉機構に採用された。
ウイングボディー開閉機構は油圧式が一般的だが、油もれやメンテナンス工数が課題となっていた。トラック用ボディーの製造販売を行うパブコでは、これら課題解決に加え装置全体のコンパクト化、省エネルギーの観点から、駆動ユニットの電動化を検討。その第1弾として、大型ウイングボディー「エクシオウイング」のウイングボディー開閉の電動駆動ユニットとして「アークチェーンアクチュエータ」が採用された。電動チェーンユニットを用いたウイングボディー開閉機構は世界初となる。
油圧ユニットや配管が不要となるため、油漏れの心配がなくなったほか、定期的なメンテナンスも不要となり、コスト削減やドライバーの待機時間の緩和にもつながるとしている。
◎関連リンク→ 株式会社椿本チエイン
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ