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    エナーシスジャパン フォークバッテリーの普及に注力

    2014年11月10日

     
     
     

     世界最大の産業用鉛蓄電池メーカーで知られるエナーシスでは、グローバルブランドとして「HAWKER」を世界各国で展開している。同社のバッテリーは、日本に輸入され始めてから、既に30年近く経っており、豊富な実績を持つ。日本のフォークリフトメーカーの多くも、海外向けの車両では、現地調達で同社製のバッテリーを搭載している。
     02年に設立された日本支社のエナーシスジャパン(東京都三鷹市)では現在、日本でのフォークバッテリーの普及に注力。世界の電動フォーク用市場では33%と圧倒的なシェアを誇る同社だが、栗本美由マーケティングマネジャーは、「IKEAやコストコといった海外資本の企業では以前から採用されているが、日本市場は国内メーカーの力が強く、『これから』という段階」と説明。「昨年からPRに努めてきた結果、徐々に導入数も増えてきている」と胸を張る。


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     標準タイプの「PerfectPlus」は、ボルトイン構造を採用。一般的な溶接によるつなぎ込みとは異なり、ボルトで締め付けている。「従来品は24個のバッテリーの中で1、2個がダメになった場合も、溶接をはがして交換しなければならなかった」と指摘。同製品であれば「ボルトを外して入れ替えるだけ」と作業性の良さに自信を示す。
     また、「外を覆う鉄箱を再利用できるのも大きなメリット」とも。「4、5年程でバッテリーを交換しても、鉄箱はまだまだ使えるが、溶接されているとメンテナンス会社でもなかなか対応してもらえない」。その点、同製品であれば、簡単に取り外しができるボルトイン構造のため、鉄箱も容易に外すことができ、再利用によるコストダウンにつなげることが可能だ。
     メンテナンスフリータイプの「Evolution」は、「面倒な液補充や比重チェックを行う必要がない」ことが大きな特徴。「使用頻度にもよるが、従来品と比べて寿命は2割程度ダウンし、別の充電器が必要になるなどコストもかかるが、手間が省け、作業環境もクリーンに保持できる」とPRする。
     栗本氏は、「いずれの製品も販売は各地の協力会社が行っているが直販も可能。ぜひ検討頂きたい」と語る。

    ◎関連リンク→ エナーシスジャパン

     
     
     
     
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