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    アイケン 非常用バックアップ電源を販売

    2014年10月9日

     
     
     

     アイケン(大阪府八尾市、川﨑関夫社長)は、非常用バックアップ電源「安心HYBRID」を製造・販売し、医療機関をはじめ物流会社で採用されるなど実績を積んでいる。
     同製品の特徴は、コンセントと車からの充電が可能であること。河野恭子取締役部長は「アイドリング時の車の発電機能に着目した。アイドリングしている間、ガソリンタンクにガソリンがあればずっと使える」と話す。「12V車1台で300〜400W、トラックなどの24V車では500〜700Wの電力で、2台接続すると倍の電力になる」と説明。


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     燃料タンク60L、ガソリン消費量は毎時1.5L、排気量3500ccクラスの自動車で、1日あたり5時間の電気を利用するとして約8日分の電気を供給することができる。川﨑社長は「トラックは2トンなどの小型車をイメージして使っていただけたら」と補足する。また、「他の主力製品は130万〜160万円する中で低価格を実現。蓄電池の電気を使い切った後でも車から給電できるため物流関係向けなのではと考えた。わざわざエンジン発電機と専用のガソリンを買う必要がない」と強みをアピールする。
     河野部長は、非常用電源の必要性について「停電は日常的に起こっていて、直近のデータでは停電で使用したという回答が48%もあった。また、停電の原因は自然災害が4割だが6割が設備トラブル。思いもよらない時に電気がほしいと感じるもので、手軽にこのバックアップ電源を使ってほしい」と話す。
     同製品に鉛蓄電池を採用していることについては「鉛蓄電池はナンセンスだと言われたことがあった。他社の類似製品はほとんどがリチウム電池で、鉛蓄電池に比べると軽いが管理が難しく、発熱や発火の恐れがある。また、リチウム電池は鉛蓄電池の3〜4倍の値段で簡単に輸送できないなどデメリットが多い。鉛蓄電池を使用することで安全性・価格の安定性を追求した」と河野部長。
     阪神・淡路大震災では社長自身も被災した。「現場はほとんどのライフラインが止まっていた。その時にこのような製品があればと発案した。災害などで急に停電になった際、会社の機能が麻痺してしまう。防災意識が高まる中、『安心HYBRID』の導入を検討してほしい」とコメントする。
     本体価格は定価77万8000円(税別)。なお、車に搭載して走行することで蓄電する「ドライビング発電―ACE―」も販売している。
    ◎関連リンク→ 株式会社アイケン

     
     
     
     
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