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    ステアリンク 1台1台にビジネス提案

    2014年11月25日

     
     
     

     中古トラックの販売・買い取り、整備・鈑金を手掛けるステアリンク(栗山仁社長、千葉県佐倉市)は、自社工場を構え、高い品質を強みに事業展開している。入庫時には100を超える評価項目を設け、厳しい目で1台ずつしっかりチェック。徹底した整備も行い、60日保証もつけている。
     特に架装や鈑金塗装といった外装には力を入れており、吉川まゆみ総務部長は「ユーザーからも評価されるようになり、リピーターが着実に増えている」と自信を示す。「新規開業される運送事業者の車両を一緒にデザインしたこともある」とも。


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     同部長は自社の方針について、「トラックの傷んだ部分を修理し、次のユーザーに安心して使ってもらえるようにする。ただ車両を売るだけでなく、ユーザーが『その車を使って利益を出す』というところまで考えている」と語る。営業の福井彰子氏も、「車両の代替えサイクルだけでなく、ユーザーの経営面にまで踏み込ませていただき、1台1台、その車を使ったビジネスを提案している」と付け加える。ネットやDM、情報誌を通じて情報発信に注力しており、ユーザーは全国に広がっている。「動画での車両情報の提供も好評」だという。
     忙しい事業者のために、現車を客先まで走らせ見せに行く「出張商談サービス」も展開。基本は関東エリア限定でのサービスだが、「強い要望で東北エリアへ出向いたこともある」。
     同社では、「トラックの日」に合わせて11日にイベントを実施。バーベキューやマジックショー、射的大会も開催。車両塗装の実演やトラックへの実車体験も実施し、終日、大いに盛り上がった。
     開催の経緯について吉川部長は、「これまでも社員の家族や取引業者に声を掛けてバーベキューなどを楽しんでいたが、顧客との交流が少ないことに気づいた。便利なネット社会になったが、やはりフェイストゥフェイスでお付き合いし、信頼関係を築いていきたい。直接お会いし、画面や声だけでは分からない、肌で感じる機会を増やしたかった」と説明する。
     「みんなが幸せになるためだけの提案を集める」という「ハッピー提案制度」という社内ルールが発端だったという同イベント。企画立ち上げから開催まで、「準備期間はわずか3週間程度だった」。福井氏は、「みんな自分の仕事を持っていて、プラスアルファのことをやる余裕がなかなか持てない」という状況だったが、「役職や部署は関係なく、『いま必要なことを、とにかくやろう』という気持ちで力を合わせて頑張った」と振り返る。同氏は、「子どもたちにとって、大型トラックを間近で見る機会はなかなかないはず。運送という仕事の素晴らしさを感じ取ってもらえたのではないか」と笑う。
    ◎関連リンク→ ステアリンク

     
     
     
     
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