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    浅香工業 デッドスペースを有効活用「オートリターンラック」

    2015年1月27日

     
     
     

     保管設備製品の設計から販売、設置を手がける浅香工業(大阪府堺市)は、デッドスペースを有効活用できる「オートリターンラック」を販売している。
     同製品は、ラック上にレールと台車が取り付けられており、台車の上に荷物を置き、次の荷物が最初の荷物を押すことで荷物が奥に進んで収納できる仕組み。荷物を取り出すときは、手前の荷物をゆっくり出すと、奥の台車に乗っている荷物が傾斜のあるレール上を自然とすべるように設計されている。
     物流システム部の河本幸博本部長は「電気は一切使用せずに自然の力で荷物が動く。電気工事もいらず、導入コストを少しでも抑えられるようにした。メンテナンスも不要なのでランニングコストも掛からない」と説明する。


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     また、従来のラックとは違い、荷物の出し入れを一か所で行えるため作業スペースが減るほか、多くのラックが設置でき保管スペースを増やすことができる。ラックは最大で4段まで組み合わせることができ、1台の台車は1トンまで積載可能。
     同部の前川雅博次長は「倉庫のデッドスペースを活用して収納スペースと作業スペースを確保できる。パレット単位で大量の荷物管理をしている顧客に最適な保管ラック」と話す。
     さらに、顧客のさまざまな倉庫環境に対応するため、耐寒性に優れたベアリングを台車に使用しており、冷凍倉庫などでも使用できる。
     同社ではそのほかにも、工事をしなくても使用できるタイヤ式の自動ラックなどの販売も行っている。
    ◎関連リンク→ 浅香工業株式会社

     
     
     
     
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