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    オリックス自動車 軽の箱バンを格安でリース

    2015年6月10日

     
     
     

     オリックス自動車は、運送事業者向けに中古の軽箱バンを月額8640円からリースするサービスを開始した。Uーcarリースプロジェクトの中村健太郎マネジャー(写真左)と西村竜太マネジャー(同右)に話を聞いた。
     同社では12年から、リースやレンタカー終了車両の中から、同じボディータイプの良質な中古車を、カテゴリーごとに統一料金で提供する「ワンプライス中古車リース」を展開。中村氏は、「サービス開始から3年経つが、軽箱バンは特に人気のカテゴリーで、ユーザーの大半が運送事業者」と説明。「リピートが多いことから、『運送業界向けに、もっと特化した商品があっても良いのでは』という話になった」と経緯を話す。
     同サービスは、同社のリースアップ車を使用するが、自家用向けと異なり、「車内クリーニングと外装美装は行うが、キズや凹みの架修を行わない」のが特徴。「『外観にはこだわらないから、その分、安くしてほしい』という声にお応えした」。


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     月額リース料は、6年リースが8640円、4年リースが1万1880円、2年リースが2万3220円。乗り出し時の登録料や税金、納車陸送費なども全て含まれている。
     車両は、走行距離12万km未満のものを用意。現車確認は行わず、各種情報が網羅された「車両案内シート」で行う。これもコストを下げるポイントの一つ。
     また、「一般的に『中古車はピンキリ』と言われるが、当サービスの車両はほとんどがリースアップ車で、メンテナンスの履歴も付いている。点検や整備はルールに沿って行っており、品質には自信がある」と胸を張る。
     なお、車両は全て第三者機関であるオークネットグループのAISが検査を実施。「キズや凹みの箇所も明らかにし、それを確認頂いた上で契約を結んでいただく」。また、納車後3か月間は、走行距離無制限で消耗品を除く部品の全てが保証される。
     西村氏は、「ネット通販やeコマースの拡大で、物流業界、特に軽の箱バンを使った個宅配送が急激に伸び、引き合いが増えている」と説明。「増車や個人事業主の開業ニーズの高まりに応えたかった」という。
     中村氏は、「個人事業主の場合、開業資金として50万〜60万円がかかり、さらに車両コストが上乗せされる。中古車でも税金や諸費用を含めると50万〜60万はかかってしまう」と指摘。その上で、「この車両調達コストが、開業への高いハードルになっている。これを下げることができれば、よりエントリーしやすくなるはず」と同サービスの有意性を強調する。
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     現在も事業者からさまざまなニーズをヒアリングしているという両氏。「多種多様なニーズにきめ細かく対応できるようラインアップを充実させ、さらに商品力を高めていきたい」と語る。
    ◎関連リンク→ オリックス自動車株式会社

     
     
     
     
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