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製品・IT
NECが新サービス 住宅建材の物流効率化
2015年6月24日
NECは6月23日、住宅業界向けクラウドサービス「JHOP」で、住宅建材の物流効率化を実現する「納材管理サービス」の提供を開始すると発表。
住宅建材の物流は、「天候などによる急な工程変更にも対応したタイムリーな現場搬入が求められる」「搬入タイミングが合わないと置き場がないため持ち戻りが発生する」「建材は形状・大きさが多様」などの特性を持つが、こうした特性を踏まえ、関係する建材メーカーや物流会社、住宅メーカーが現場の工程情報や各工程で必要な納材情報を共有し、物流を効率的に管理する仕組みが不十分なため、現在は複数の建材メーカーが現場へ個々に建材を直納するケースが多数ある。
新サービスは、建材メーカーや物流会社、住宅メーカーが「物件情報」「建築現場の工程情報」「各工程で必要な納材情報」などをクラウド上でリアルタイムに共有することで、「どこに・何を・いつ納品すべきか」を自動算出する。これにより、工程の進捗に合わせ複数の建材を効率的に各現場に配送することが可能となり、配送トラック台数の削減や現場作業効率の向上などを実現する。
同サービスは、経産省の「平成26年度次世代物流システム構築事業費補助金」の支援を受けて開発したもの。なお、昨年度に仙台市で実施した実証実験では、同サービスの活用で1現場あたり2割の配送トラック台数の削減を実現した。
◎関連リンク→ NEC -
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