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製品・IT
山田製作所 作業の流れ把握しやすく「ワイデクル管理ボード」
2015年11月17日
板金加工やプレス加工などを手がける山田製作所(山田茂社長、大阪府大東市)は、作業の流れや従業員の1日の動きが把握しやすい「ワイデクル管理ボード」を販売している。
同製品は、ラミネートコーティングした1列のユニットバーがボードにはめ込まれ、ホワイトボードのように水性マジックで予定を書き込めるだけでなく、マグネットも貼り付けられる。
開発のきっかけは、同社の工場で加工作業をしている従業員一人ひとりの作業内容や依頼ごとの作業進捗状況を確認するために、同社独自のボードとして使用していた時、工場見学に来た人から「自社にもほしい」という声を聞き、製品化をしたという。山田雅之専務は「当社では、着手日などを書き込むことで無駄な在庫をなくすためや、作業効率向上につなげるために使用している。使い始めてから、今まで工場内にあった無駄な在庫を抱えなくて済み、工場内を有効に活用できただけでなく、効率よく作業を行えるようになった」と説明。
また、1日の予定が終わればユニットバーを取り外し、予定をスライドさせ、翌日分をボードの左端に移動させることで予定がすぐに確認できる。山田専務は「IT機器での管理ではパソコンを起動させる時間が必要。また、普通のホワイトボードだと予定を見つけるまでに時間がかかり、曜日を間違えて確認してしまうこともある。同製品は常に最新の予定を左端に移動させることができるため、次の予定の確認がしやすい」と話す。
同社では同製品の使用で、全従業員が仕事の情報を共有して「見える化」を図り、お互いに作業のフォローなどができる仕組みの構築に役立てている。
同製品は、自立タイプや壁掛けタイプがあり、幅900mmから2700mm、高さ600mmから900mm。各社に合ったオーダーメイドのボード製作も対応可能。山田専務は「様々な使い方があるので各社で工夫して使用し、商品管理や在庫管理、人材管理に役立ててほしい」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社山田製作所 -
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