-
製品・IT
ミドリ安全 注目集める「楽腰パンツ」
2016年6月30日
作業現場の第一線で働く人の安全と健康関連の商品全般を扱うミドリ安全(松村不二夫社長、東京都港区)は、腰に掛かる重負担を軽減する作業着「楽腰(らくよう)パンツ」を開発。現在、注目度が高まっている。
「楽腰パンツ」は一見、従来の作業パンツと変わりなく見えるが「腰部保護ベルト」と「イージーフレックス機能」という二つの大きな特長を備え、これらの相乗効果で作業者の腰をしっかりとサポートし、快適な着心地を維持させている。
ウエスト部分にセットした「腰部保護ベルト」の後部は四重になっており、締め付けの調整は左右からベルトを引っ張り、前で締め具合を調節するタイプ。腰の後部にあたる部分は骨盤の高さによって上下2段階の高さにボタンで調節できる。さらに、パンツの縫製・デザインとして、腰を前屈みにしたとき、臀部の厚みに布地が引っ張られてパンツのウエスト後部がずり下がらないよう、ベルトの下位置がバックタック構造になっている。これが今年1月に特許および意匠登録した「イージーフレックス機能」で、腰を支えるベルトの位置のズレを防止するとともに、シャツのはみ出しも防止する。
厚労省は、事業者に対し、職場で腰痛予防対策を講じる必要があるとの指針を出しており、腰痛の発生が比較的多い作業として重量物取り扱いや車両運転などを掲げている。ミドリ安全では「衣服の下につけるベルトでは装着の有無が確認できないが、この腰部保護ベルトなら腰痛予防対策をしているか、目視で装着を確認できる。また、パンツのベルト通しを使えばベルトを付けたままで脱着可能」と説明。さらにこのパンツは、裾上げの際、糸で縫ったりテープで付けたりする必要がなくワンタッチで丈の調節ができる「レングアジャスト」(意匠登録済み)や、股部をフル開脚しても突っ張らない「新立体裁断構造」(特許取得済み)など様々なアイデアが盛り込まれている。カラーバリエーションもカーキ、ネイビー、チャコールと落ち着いた3色がそろっているのも人気要因といえるだろう。
◎関連リンク→ ミドリ安全株式会社関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ