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製品・IT
シーエープラント LPガス・都市ガス発電機を販売
2016年7月20日
環境エネルギープラント設備の試運転・運転・設置工事とビルメンテナンスなどを行うシーエープラント(谷吉廣社長、京都市右京区)は、アメリカGENERAC社製の日本窓口(正規代理店)として、「LPガス・都市ガス発電機」を販売している。かつて東日本大震災が発生した際に、電気がストップし自動倉庫が稼働せず、物流が滞る事態も発生していた。「ディーゼルよりも使い勝手の良い、また災害に強いLPガスで稼働する発電機を、ぜひ物流拠点で活用いただきたい」と谷社長は説明する。
GENERAC社は、1959年の創業以来、非常用発電機を開発し、アメリカでのマーケットシェアはナンバーワン。年間約1万4000台の生産数と設置実績を誇る。
「LPガスは、企業ごとに個別に供給可能な『分散型エネルギー』なので災害時にガスの供給が遮断されても、都市ガスや系統電力に比べ相対的に早く復旧させることができる。LPガス容器の『軒下在庫』があれば、緊急時のエネルギー源として活用可能」と説明する。実際に東日本大震災時には、都市ガスが約2か月後に全面復旧したのに対し、LPガスは約半月早く全面復旧した。
LPガスとディーゼルが比較されるが、ディーゼルは未使用のまま放置しておくと劣化し、いざというときに使いものにならないというデメリットがある。しかしLPガスは、容器が無事であれば劣化することなく保存が可能でメンテナンスも簡単。LPガスの管理や補充はガス業者が行うため、管理の手間も省くことができる。週に1回、12分間のセルフチェック運転を自動的に行い、機器自体が自己チェックの結果をデジタルコントローラーの液晶画面に表示する。
企業の生き残り対策として、BCP(事業継続計画)の積極的推進活動が始まっているが、「インフラの役割を担う物流において、各拠点に発電機を置いてほしい。また、ピークカットに利用することで光熱費の削減に貢献できる」と谷社長は話す。
「生産と設置実績では日本メーカーを大きく引き離すが、海外製ということで不安に思われるお客さまもいる。日本に入ってくる製品は弊社が責任を持って品質管理を行っている。補修部品も日本に揃えているので、修理にもすぐに対応できる。保証は基本3年だが、長期間安心してご使用いただける」という。「良いものを安く提供する」という谷社長の願いのもと、今後販路を広げていく方針だ。
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