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製品・IT
三菱ふそう キャンター16年モデル発売、運転者の負担軽減
2016年4月30日
三菱ふそうトラック・バス(マーク・リストセーヤ社長、神奈川県川崎市)は4月26日、小型トラック「キャンター2016年モデル」を発売した。
平成27年度重量車燃費基準+10%達成車の展開を拡大し、優れた燃費性能に加え、上質感を加えた内外装やヒルスタートアシスト機能で運転者の負担を軽減する。
プロジェクトリーダーを務めたライフサイクル・マネジメント本部の武村真理氏(写真中央)は、「燃費向上、バリューアップ、機能の向上をコンセプトに据え、どんなトラックなら若者が気持ちよく乗ってくれるか、年配の方も満足していただけるかにこだわった」と話す。「ドライバー不足の中、運転者満足を第一に考え、キャビンの居住性を向上させ、労働環境の改善を目指している」という。
開発本部の松本有祐マネジャー(同左)は、「こだわってきた燃費性能は、国内でもトップレベルと自負している」と話す。また、新たに「ヒルスタートアシスト」を導入したことで、急勾配や積載重量が多いときでも後退せず、スムーズに発進できるなど、操作性の向上を図った。セールス・カスタマーサービス本部の熊谷幸司マネジャー(同右)は、「小型車は、若者などドライバー未経験者の入り口となっている場合が多い。乗用車感覚で乗れるトラックというキャンターのコンセプトを一層進め、安心して運転していただきたい」と話す。
武村リーダーは、「特にこだわったのはシートの材質」と言い、座面クッションやサイドサポートなどの改良を施したことでの運転者の疲労軽減に自信を見せる。「女性の視点に偏りすぎないよう、メカニックなどと意見をすり合わせ、実現可能で機能的な車を目指した」とし、「メカニカルロスが少なく、変速ショックを感じないデュアルクラッチ式AMTで、ハンドル操作に集中してもらえ、オーナー様も燃費を気にせず使えるメリットがある。キャンター2016年モデルの魅力が、ドライバー確保にもつながれば」と話す。
東京地区販売価格は、429万9480円。
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