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製品・IT
パーマンコーポレーション ネット通販強化へ
2016年10月3日
高品質なトラック・自動車部品や物流用品を幅広く扱うパーマンコーポレーション(奥山泰弘社長=写真中央、大阪市西区)。同社は昨年、創業50年を迎えた。3年前に社長に就任した奥山氏は、「従来からのカタログ通販に加え、インターネットでの通信販売を強化していく」と話す。
同社でおなじみのカタログ通販は1985年に業界初の試みとして開始。オリジナル商品を製造販売元から直接ユーザーにPRし、業績を伸ばした。その後、広島での物流センター開設や、パーマンコーポレーションへの社名変更など、さまざまな変化を遂げてきた。また同社では定期的に新卒採用を行うことで、若い力が中心となり会社の戦力として活躍している。
半年に1回発行しているパーマンカタログはトラック運送業界内ではおなじみだが、カタログに加え今後、ネット通販を強化していく理由として奥山社長は、「カタログは会社に1冊あれば確かに安心だが、ネットならドライバーの方などが外出している際にも、簡単にほしい商品を検索していただける。より多くの方に商品を見ていただくきっかけとなればと思っている」と話す。
今後スマホ対応のECサイトでの商品購入など、よりユーザーが使いやすい形を目指していくという同社。商品の使い方などの動画を増やすことで、顧客の持つ商品イメージとのミスマッチを防ぐ考えだ。
同社では全体の約6割を占めるオリジナル商品が人気で、中には40年以上のロングセラー商品ギアレンチなどもある。現在は軽量でパワフルな電動インパクトレンチが人気を博している。ヒット商品の多くは、同社社員が運送事業者を訪問し市場調査を行い、厳選したものが多い。今年6月には人気商品のバックカメラをリニューアル。カメラの小型化とともに配線の強化を行い、断線しにくくなった。
同社の強みは取扱商品のほとんどを自社倉庫で保管し、梱包まで自社で対応する点だ。そのためラッシングベルトに社名を入れるなどのサービスも可能。「大手ができない細かな対応ができることが、自社物流機能がある強み」(奥山社長)と強調する。今後については「若い力が中心となって、ますます会社が盛り上がればと思っている。そして今後もお客様に満足していただける、オリジナル商品の開発と提供に努めていく」と話した。
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