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製品・IT
横浜ゴム タイヤ情報を可視化
2016年9月28日
横浜ゴムは、9月1日から開かれたジャパントラックショーに出展し、トラック・バス個体管理サービス「MY TIRE(マイタイヤ)」を紹介した。空気圧や温度などタイヤのコンディションを可視化し、使用履歴をクラウドで一括管理することで、タイヤ情報を専用アプリで見ることができる。発売は来年度末を予定している。
タイヤにはRFIDチップが埋め込まれており、専用端末でタイヤをスキャンすると情報を読み込み、送信すればクラウドで一括管理される。情報の閲覧はスマートフォンやタブレットで専用アプリを起動し、車番をタッチすると、履歴から該当車両の使用期間、走行距離、摩耗状態、外傷、空気圧など、購入時からの使用状況が表示される。タイヤ1本1本の管理ができるので、ローテーションしたタイヤが「いつ」「どの車両の」「どの位置に」装着されているかが一目瞭然。管理の煩わしさやストレスも軽減される。
また、タイヤの交換時期をタイヤメーターが知らせる。現在の使用状況から、例えば、「1万km走行した場合」「3年使用した場合」の摩耗状態をシミュレーションできるので、買い替え時期を予測できる。
日常点検表もシステムに内蔵されているので、その他の情報と一緒に管理できる。タッチして項目を埋めていくだけで手軽にチェックでき、使いやすさも追求。さらに残溝値や摩耗状態などドライバーの目視による情報を追加していけば、より精度の高い管理が可能になるという。
「タイヤをきちんと管理しようとすると人手が必要だが、事業者は少ない人数でやりくりしている。中には『1か月点検をやりたいけれど、できていない』というお客も多く、なんとかしたいと思っていた」(同社広報)という。「まずは3か月点検をしっかり行っていただき、MY TIREを活用した管理で安全を実現してほしい」と話している。
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