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製品・IT
C&H 「バーチャルロッカー」サービス開始
2016年12月20日
手荷物一時預かりの新しい形として「バーチャルロッカー」サービスをスタートさせたC&H(東京都新宿区)。新宿駅から徒歩3分の整頓されたオフィス内にはずらりと鍵のついたジュラルミンケースが並ぶ。既存のコインロッカーとの違いや今後の展望について、代表取締役の村富田氏に話を聞いた。
同サービスの利用方法は「一時預かり」と「キャリー」の2種類。いずれもスタッフが徒歩で顧客が待つ駅構内に向かい、荷物の預かりと受け渡しを行う。荷物はジュラルミンケースに入れ、顧客自身が鍵の暗証番号を設定する。営業時間は午前8時から午後11時。
「一時預かり」は新宿駅に限定されるが、希望の時間に合わせて、指定された改札口で荷物を預かる。返却場所は同駅内であれば改札口を指定できる。料金は大きさによって異なり、Mサイズが700円、Lサイズは1000円。翌日以降の受け取りは延長料金として500円が加算される。
「キャリー」は山手線内の駅であれば荷物の預かりと受け取りができるサービスで、顧客はニーズに合わせて使い方をカスタマイズできる。料金は新宿駅以外で預けたり受け取ったりした場合、それぞれMサイズで1500円(交通費別)、Lサイズ2000円(同)となる。
アイデアを思いついたきっかけは同氏自身の体験から。「重い荷物を持ってコインロッカーを探すのは大変。『動くロッカー』があればと思った。シンプルでも顧客が必要とするサービスを提供したい」
「大切な荷物をお預かりするのだから」と、質だけでなく見た目にもこだわっている。「一流ホテルの接客レベルを目指す」と語る同氏は、赤いベルマン風の衣装をスタッフの制服に採用した。
今後は「東京オリンピックでの利用拡大を目指し、直営店だけでなくフランチャイズでの展開も視野に入れている」と同氏。「顧客の声を反映させて改善し、さらに新しいサービスも創造していきたい」と熱く語る目は、遠い未来をも見据えているようだった。
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