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製品・IT
スズヒロフォークリフト バッテリー式フォーク、メンテ込みの定額レンタル
2017年2月27日
「これまでバッテリーフォークリフトの課題とされてきた連続稼働やバッテリーの充電時間、手間の掛かるバッテリー液の補充などの問題を解決し、企業に求められる環境への配慮にも対応して、コスト削減とクリーンな環境を実現出来る」と自信をもって話すのは、フォークリフトのレンタル・販売で躍進するスズヒロフォークリフト(鈴木宏延社長、愛知県豊田市)の鈴木雅人氏。電気自動車世界大手「BYD社」製のバッテリー式フォークリフトを導入し、メンテナンス付き長期レンタルサービスを加速させる。
バッテリー式フォークリフトが市販化されてからのマーケット普及率は約5割。現状は伸び悩んでおり、その課題として挙げられてきたのがバッテリーの性能だ。4〜5時間程度しか持たない上、満充電時間が約8時間も必要。また、面倒なバッテリー液の補充や新品価格の割高感など、ユーザーの使用満足度に応えきれていない状況があった。
そこで「ユーザーの声に応えたい」という同社が注目したのは、「BYD社」製の高性能バッテリーフォークリフト。電気自動車製作で培ったノウハウで開発された「リン酸鉄バッテリー」は、これらの課題を全てクリア。8〜10時間程度の連続稼働や、充電時間が1〜2時間と大幅に短縮することを実現。意外と知らない人が多いというバッテリー液の補充作業が不要になり、メンテナンスフリーで使用満足度を一気に高めている。エンジン車と比較して、大幅に燃料コストを削減しているのも魅力だ。鈴木氏は「BYD社の日本での認知度は低いが、技術力には定評があるので、自信を持って勧めたい。煩わしい車両の管理は、全て任せてもらいたい」と、メンテナンス込みの定額レンタルのメリットを強調する。
同社では、既存の長期レンタル顧客から、バッテリー式フォークリフトへの切り替えを提案し、幅広くバッテリー車の普及を目指す。「これからのフォークリフトは、『所有から活用の時代』。クリーンな環境とコスト削減を実現できる、バッテリー式フォークリフトの長期レンタル事業に注力していきたい」と力を込める。
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