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ロジテル 業績好調で事務所移転、働きやすい環境整備
2017年4月10日
取扱事業を専門に展開し、求荷・求車情報サイト「ロジテルネット」を運営するロジテル(栃木県宇都宮市)は、昨年11月に事務所を宇都宮駅近くのオフィスビルに移転。同ビル内の別フロアに休憩室も設け、働きやすい環境を整備した。
前回の移転から日も浅いが、増員に次ぐ増員で早くも手狭になったことに加え、「優秀な人材を確保するためのリクルート効果も狙って」(落合健一常務)、市内でもよりアクセスの良いビルへと移り、新たなスタートを切っている。同常務は、「社員も会社が成長していることを実感しているはず」と胸を張る。
今回の移転により、「配車マンの人数は倍にまで増やせるようなった」。現在、同社には20人の配車マンが在籍しているが、まずは「月に1人ずつのペースで10人増を狙う」という。
「それだけの仕事があるかどうかは、やってみないと分からない」と笑いながらも、「愚直に電話をかけ続けているだけだが、いまでも日に3〜4件の新規成約がある」と自信を示す。
積極攻勢を続ける同社。業績は右肩上がりで、一昨年の売り上げは9億5000万円、昨年が13億3000万円、今月末が期末となる今期は15億円強を見込む。「16億円を目標にしていたが届かなかった」と悔しがるが、それでも前年比で11%も伸びており好調だ。
同常務は、「とにかく新規営業に注力している。『前年に比べて取引量が大幅に減った』という取引先はもちろんあるが、分母をどんどん増やしていくことでカバーできている。伸ばしていくにはそれしかない」と言い切る。
「大きく差別化できる仕事ではないため、他社より少しでも丁寧に、早く対応するなど、細かな部分の積み重ねで信頼を勝ち取っていく必要がある」とし、「言葉遣いを丁寧にしたり、指示書や車番連絡をできるだけ早く出したりといった心掛けは意識している」とも。
今後の目標としては、「まずは売り上げ20億円の早期達成を目指す」。また、来期からは、1便成約するごとに一定額を積み立て、地元の下野新聞が設立した「下野奨学会」に交通遺児奨学金として寄付するなど、社会貢献にも意欲的だ。
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