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製品・IT
トランストロン クラウド型デジタコが累計出荷10万台突破
2017年4月25日
トランストロン(横浜市港北区)が製造を手がけるクラウド型デジタコの累計出荷台数が10万台を突破した。2010年秋の販売開始からおよそ6年あまりで大台を超えた。同社担当者は、「ユーザーのニーズが高度化し、カード型からクラウド型へ移行しつつある」と分析。クラウド型デジタコのメリットについて「初期費用の低減や運用作業の簡略化、運行データをリアルタイムで確認できるスピード性などが挙げられる」と説明。「月次定額の料金で運用でき、アップデートなどの費用も不要」とも。
「ネットにさえつながれば利用いただける。パソコンを替えてもインストール作業などが不要で、すぐに使用できるのも強み」。トラック1台からの段階的な導入も可能で、「試していただければ、使い勝手の良さが伝わるはず」と胸を張る。
また、「メモリーカードの抜き差しが不要で、紛失の危険性がないカードレスは、ドライバーの負荷も軽減できる」とし、「業務終了時に帰庫ボタンを押すだけで日報が作成できる点も喜ばれている」という。
同社では、独自に開発した画像認識技術により、車線逸脱や車間距離検知機能を搭載。ふらつき運転などを検知すると管理者側に通知し、運行管理者は休憩の指示などをテキストメッセージで送信できる。「ドライバーと運行管理者のコミュニケーションツールとしても利用いただける」
また、ドラレコ動画の即時取得・保存ができ、「自社ドライバーの運転事例や危険事例を、勉強会などに活用してほしい。優秀なドライバーの動画は良い指導材料になる」。モバイルアルコールチェッカーなど外部機器との連携も可能で、「複数日運行では、非常に重宝されている」という。
同社のクラウド型デジタコは、小規模事業者での導入が進んでいるという。同担当者は、「当社がアフターサポートを大切にしていることも、ユーザーに選んでいただいているポイントかもしれない」とし、「10万台を突破できたのは、製品特長をユーザーにうまく伝えてくれている販社さんの存在が欠かせない。次の20万台を共に目指していきたい」と語る。
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