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製品・IT
トレードシフトジャパン 空コンテナなどの情報共有「カラトラ」
2017年6月12日
トレードシフトジャパン(大久保紀章社長、東京都渋谷区)はこのほど、環境技術とネットワークで地球環境保全に貢献するNPO エスコット(藤本治生理事長、同千代田区)監修のもと、物流の効率化によるドライバー不足の緩和や温暖化ガス排出削減を目的とした、復路を空で走るトラックやコンテナの情報をマッチングするアプリ「カラトラ」の無料提供を開始した。
「カラトラ」は、輸送が終わり、復路を空で走るトラックやコンテナが発生した運送企業が、アプリにその情報を入力し、他の企業と共有することで、輸送のニーズがある企業や組織がそれらを検索し、情報提供者とコミュニケーションできる仕組み。軽トラックから海上コンテナまで様々な大きさ、形式の空きキャパシティ情報を取り扱うことができ、アプリの全ての機能は無料で提供される
空きキャパシティ情報は「空きトラック」と「空きコンテナ」の二つのカテゴリーに分類され、情報を発信する企業は空で走る予定のトラックやコンテナの発地と着地、サイズ、種類、台数、期間などの情報を入力することで、それらを求める企業とリアルタイムに情報を共有することができる。
情報の公開範囲はアプリを使用する全企業・組織、または特定の企業・組織間に絞って共有することが可能。広く空きキャパシティの利用者を公募したい時だけでなく、一つの企業内におけるキャパシティ情報の集約や、普段からキャパシティを融通し合う運送企業間の情報共有、コンテナラウンドユースを行う際のマッチング相手を募集・探す場など、多目的で利用できるという。
さらに、同社が提供する企業間取引プラットフォーム「Tradeshift」 の基本機能である電子見積書、電子注文書、電子請求書と組み合わせることで、空きキャパシティのマッチングから見積もり、発注、請求まで全てをオンラインで行うことができ、テレワーク環境の整備による在宅勤務、電子取引を推進。「カラトラ」と合わせ、業務のスピードアップと効率化、さらにペーパーレス・省力化による地球温暖化防止に貢献する。
同アプリはTradeshiftのアプリストアで無料公開されている。
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