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製品・IT
パーマンコーポ 商品部山田さん「現場目線大事に開発」
2017年6月14日
自動車関連ツール&パーツと物流用品の専門会社であるパーマンコーポレーション(大阪市西区)。商品部の山田慎也さんは同社に勤務して17年目。今年4月から商品部兼技術・開発部から商品部専任となり、新たなフィールドでの活躍が期待されている。自らが手がけたシリコンレンズのマーカー・ランプなどをはじめ、多くの製品が105号(2017年春から秋)のカタログに掲載されている、山田さんの開発者としての思いを聞いた。
これまで商品修理や改善を主に行ってきた山田さん。同社は顧客の声を製品に反映し、パーマンオリジナルブランドを確立してきたが、山田さんは「週に1回、顧客まわりを目標にして現場目線を大事にし、使いやすさと今までにないものづくりを心掛けている。技術開発部で培ったノウハウを大いに生かしている」という。
山田さんの思いがつまった製品の一つが危険標識だ。アルミボディーのバックドアにも貼り付けられるよう吸着素材を採用。貼ってはがせるため繰り返し使用できる。製品化するにあたり、ミニサイズの見本を顧客に配布しモニターを実施、使用感を確かめるという徹底ぶりだ。「やはり使用してもらうなら自分自身もお客様にも納得してもらいたい。お悩み事を聞いたお客様から『この前のアイデアが製品化したんですね』と言われることが何よりも励み」と話す。
アオリ保護ナットキャップもシリコン製で硬度、形状にこだわった製品だ。一目見ただけでは分からない溝の深さなども細かく調整。また山田さんイチ押しの割れないシリコン製マーカー・ランプは、シリコンの厚みを部分的に変えることで、強度と明るさの両立に成功している。
製品への熱い思いは、自動車好きで同社に入社したことが強く影響している。「自動車好きとして、ドライバーの方には快適にお仕事をしてもらいたい。取り扱い商品中60%を超えるオリジナル商品の企画・開発で高い評価をいただいていており、ロングセラー製品も多い。そのブランドを損なわないように今後も積極的な開発で、お客様の支持を得ていきたい」と目標を述べた。
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