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製品・IT
ブリヂストン「エコバリューパック」 定期点検で安全性向上
2017年6月13日
ブリヂストン(東京都中央区)では、タイヤ交換やメンテナンスの管理を包括的に行う「エコバリューパック」を展開している。同サービスは、新品もしくはリトレッドタイヤへの交換や、定期的なメンテナンスなど、ユーザーごとのタイヤ使用実態に合わせたプランを提案するというもの。
導入前に営業担当者が運送事業者にヒアリングを行い、車種・車型、積み荷、ルート、走行距離を踏まえ、使用中および使用済みタイヤの点検調査を通じて、使用実態を把握する。
同社ソリューションビジネス推進部の橋本清史課長代理は、「タイヤの供給や点検、メンテナンスを定期的にきちんと行うことで、安全性向上とコスト削減が図れる」と説明する。なお、リトレッドタイヤは、事業者の使用していたタイヤを用いる自社台方式を採用。「購入時からの使用履歴が明確で、より安全性が高まる」という。
同サービスのプランは、1台単位での契約が可能な「タイヤメンテナンスプラン」と、事業所単位で一括受託する「トータルパッケージプラン」の2種類。複数年契約、月次定額支払いが特徴で、「予算管理が見える化できることも魅力の一つ」と同氏は胸を張る。
同社が特に注力しているのはメンテナンス。残溝、内圧のチェックはもちろん、夏・冬タイヤの交換や走行距離に応じたローテーションなど、「ユーザーごとの要望に応じてバランス調整なども行う」
同サービスで、どれほどコストが削減できるかに関しては、「台数などの条件によって異なる」としているが、「トラック100台を保有しているユーザーが年間約250万円のコスト削減に成功した例もある」という。
橋本氏は、「これまで、『タイヤ管理はドライバー任せで、行き届いていない』というユーザーの声は多い」とし、「最も効率の良いタイヤの使用法を提案し、運行をサポートしていきたい」と熱く語った。
同社では、メンテナンススタッフの技能グランプリを毎年開催しており、「スタッフは、速さと正確性を追求し、技術の向上に取り組んでいる」という。
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