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製品・IT
「環境商社」のフジテックス 保冷ボックスを独自に開発
2017年8月25日
「環境商社」として、販促事業や環境事業、物流事業やエネルギー事業などに取り組むフジテックス(大越卓社長、東京都新宿区)。物流事業では、中古の物流機器の販売や買い取り、レンタルから修理まで手掛けるサービスを行う一方、倉庫のマッチングサービスを無料で提供するなど、幅広い取り組みを行っている。
販促事業でスタートしたという同社は、まだ物流機器に中古の概念がなかった時代に、同事業に参入し、市場を開拓してきた。物流事業部の清水雅斗主任(写真左)によると、今では、カゴ台車やパレット、ハンドリフトなど、物流機器の新品から中古までを扱い、その販売から買い取り、レンタルから修理まで担う幅広いサービスを展開しているという。
常に顧客ニーズを追求しながらサービス提供を心掛けているという同社では、物流機器とは別に、荷主と倉庫を結び付けるサービス、「アイロジ」を一昨年に開設した。
これは、サイトで倉庫を探したい荷主と、倉庫を活用して欲しい事業者側のニーズを吸い上げ、結び付ける、いわば荷主と倉庫の出会いの場を無料で提供するマッチングサービスだ。「サイトから簡単に登録でき、無料で情報提供が可能なのが特徴」と話すのは、Web事業部の岡島大輔シニアディレクター(同右)。
同社ではすでに5000社の取引実績があるという。
そしていま、同社が取り組んでいるのは、保冷ボックスの開発だ。通販が主流になり、小ロット多頻度配送が目立つ中、温度管理が必要な荷物のニーズを汲みとったサービスとして、これまで同社が独自に開発を進めてきたという。
トラックに積載でき、温度管理の必要な小ロットの荷物を運ぶ際には、気軽に活用できる保冷ボックスは有効な手段になると、清水主任は指摘する。
こうした様々なサービスを手掛ける同社は、環境というキーワードで今後も取り組みを進めていくとし、「単に地球環境というだけではなく、顧客の経営環境の改善にも貢献していきたい」と話している。
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