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製品・IT
システム計画研究所 クラウド型車両管理を運送事業者向けに提案
2017年8月29日
システム計画研究所(東京都渋谷区)は、クラウド型車両管理システム「TruckCare(トラックケア)」を運送事業者向けに提案している。2015年11月にリリースされた同システムは、車両の法令点検の実施や整備スケジュールの管理業務を一元化し、管理者の負担を軽減するというもの。
安井正直マネージャ(写真)は、「1台ごとに、点検整備の実施履歴を記録していくことが可能。いつ、だれが、何を、いくらで整備したのかを記録でき、現場スタッフが『やってますよ』と口頭で言っていることに、本当にやったかどうかを確認するのにも有効」と説明。協力会社の車両情報を参照することも可能という。
システムにログインすると、カレンダーが表示される。車検や定期点検、部品交換の時期が迫った車両があると、画面上にはアラートが表示される。同マネージャは「行うべきことを、ビジュアルで確認でき、わかりやすいはず」と、胸を張る。
整備履歴では「どれくらいの頻度で、どの程度のコストをかけているのかが把握できる」ため、「修理に出す回数が多い車両は、近場を走らせるように配置転換する、あるいは買い替えの対象とするなど、判断材料になる」。同氏は「経営判断に活用でき、その点が管理者の方々に評価いただいている」とアピールする。
車両情報には、スキャンした車検証も紐付けて記録できる。整備の際の領収書のデータなども合わせて保存可能。「なくしてしまいがちなものも添付しておけば、いざという時に活用できる」。データ類はExcelでの出力も可能だ。
めざしたのは、「運行管理者、整備管理者、経営者が、みんなで情報を共有・管理できる形」だ。「人の安全を管理するシステムはたくさんあるが、このシステムは車両が安全に走れることを担保するためのツール」と説明。
また、営業所をまたいでの利用も可能で、その際は、営業所ごとの車両情報を閲覧することも、全社通じた情報を俯瞰で見ることもできるという。
クラウド型のサービスだが、利用時は、必ず同社のエンジニアがユーザー企業を訪問してヒアリングを実施。「車両の状況を詳しくお聞きして、マスターデータの登録作業まで行う」ため、「ユーザーがログインすると、すでに車両データがそろっており、今後の整備予定を入力していく段階から始めることができる」という。
月額利用料は、30台までが1万円、50台までが1万5000円、100台までは2万5000円、200台までが5万円。初期費用は無料。現在、30日間無料トライアルを実施している。
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