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製品・IT
トランス・アイ GPS追跡ソリューション「追跡くん」
2017年10月31日
トランス・アイ(立石直樹社長、東京都豊島区)はこのほど、GPS追跡ソリューションサービス「追跡くん」をリリースした。手のひらサイズで、追跡したいものに簡単に取り付け・取り外しができるマグネット式。本体は防水・耐光性の高いプラスチックを使用し、どんな場所でも使えるのが特長だ。取り外された場合、接地面の離脱センサーが感知して、その時間と位置を自動で報告するため、トラクターヘッドやシャシー、コンテナなどの盗難対策にもなる。管理者にメールで通知可能で、出張で遠方に出かける際も、状況が把握できるので安心だ。
サーバーへの通知は、5分に1回、1時間に1回などと設定を変更できるが、初期設定の3分に1回の場合では、約2か月間バッテリー充電なしで使用できる。バッテリーの容量はiPhone3台分といい、最大で4年間バッテリー交換が不要(1日1回サーバー接続時)だという。
管理画面は、パソコンだけでなくiPadでも操作可能で、誰でも使いやすいシンプルなつくりになっている。リアルタイム位置管理、過去7日分の移動経路情報を蓄積、確認できるほか、駐車場など事前に設定した範囲からの出入りを管理する「ジオフェンス」機能を使えば、トラクターヘッドに「追跡くん」をつけた場合に、指定した範囲からの出入りを検知してクラウドに情報をあげ、メールで通知してくれる。立石社長は「出入りだけでなく、動かしてはいけないものの盗難管理にも使える」と説明する。「マスタ登録」をすれば、端末と車両を結び付けた管理が可能に。車両5台を10人のドライバーで回す会社であれば、乗車時にドライバーが装着するルールにしてもいいし、特に車両台数の多い会社は、端末と車両番号、あるいは端末とドライバーで全体管理することもできる。
用途は各社の状況に応じて様々だ。トラクターヘッド、産廃コンテナなどの盗難・紛失対策、シャシーや海上コンテナの位置管理、配送車両の動態管理・軌跡のほか、ジオフェンス機能を活用すれば入出時間の管理に活用できる。立石社長は「シャシーは盗難・紛失が多いと聞く。バッテリーを積んでいないため電源が取れず、これまでのGPS管理システムでは追跡が難しかった。車両100台、200台規模になってくると管理しきれない。広大な敷地に駐車して場所がわからなくなったというのはよくある話だ」という。
端末価格は1台3万7800円。管理ASP・クラウドサーバー・3G通信を合わせた利用料は、2年契約の月額払いで月1380円、2年契約一括払いで7%引きの月1283円、4年契約一括払いで15%引きの月1173円。メーカー1年間保証付きで、オプションの2年延長保証と併せて最大3年間のサポート体制を準備する。自然故障の場合、無償で交換する。1台からでも導入可能で、立石社長は「デジタル運行記録計未導入でGPS管理ができていない企業や、事務所と車庫が離れている企業にお勧めしたい。自社に必要なだけでも導入してみれば、管理がぐっと楽になる」と話している。
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