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製品・IT
阪神保険センター 車両地震保険の取り扱いを開始
2017年10月10日
リスクマネジメントと保険のプロデュースを展開する阪神保険センター(大阪市福島区)はこのほど、車両地震保険の取り扱いを開始。地震発生時に被害に遭ったトラックに対して全額補償するオプション特約で、BCP(事業継続計画)に取り組むトラック運送事業者などへ広く提案する。
同社が取り扱う車両地震保険は、Chubb損害保険(チャブ保険、東京都品川区)が販売する「地震・噴火・津波危険『車両損害』補償特約」で、チャブ保険の車両保険にセットすることで加入できる。通常、一般的な車両保険では、大雨や台風などの自然災害で車両が損壊した場合は補償されるが、地震や噴火、津波は、一度に極めて巨大な損害を発生させる可能性がある性質上、補償されない。しかし、チャブ保険の特約に入ると、車両保険金額まで全額補償されるという。
同社は地震保険未加入のリスクとして、一般的な地震補償のない自動車保険の場合、自社のトラックが地震で損壊しても保険金支払いの対象外となり、もしトラックが全損し、再度購入する場合、その膨大な費用は貯金などから捻出しなければならない。また、リースで借りたトラックが地震で被害を被った場合も、リース料などの残債だけが残る事態になりかねないと警告。
一方、同社の車両地震保険に加入していると、保険金額まで損害に応じた保険金を受け取れ、新たなトラック購入の資金に充てられる。保険金は必ずしもトラックの再購入に充てる必要はなく、事務所や倉庫など再建の費用として使うことも可能。さらに、もし被災した際、「保険の対象外」だと、トラックを守るため無理してトラックに乗って避難してしまうかも知れないが、加入していると、無理せずトラックを捨てて最善な方法で避難することができるという。
チャブ保険の多田陽次郎大阪支店長(写真右)は「一般的な車両保険の特約の場合、見舞金という形で50万円ほど支払われるが、当社の特約の場合は損害に応じた保険金を全額お支払いさせて頂く」と説明。阪神保険センターの福元博道社長(同中央)は「近年、自然災害が頻発しているが、大切な財産を守る意味でも一度、自社の保険内容を見直してみてはいかがか。当社にご相談いただければお役に立てると思う」と提案する。
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