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製品・IT
シーユーピー 運送業専門のユニフォームに新商品追加
2017年11月22日
シーユーピー(岡山市北区)はこのほど、商品カタログを2年半ぶりにリニューアル。運送業専門のユニフォーム商品をラインアップした「TRANSPORTER vol・6」を発刊し、新商品5点を新たに追加した。
商品開発課の背山知生氏(写真左)は、「当社では通常、カタログは2年ごとに刷新しているが、今回は中身を、よりしっかり詰めたことで、予定より半年伸びてしまった」と、内容の充実ぶりに自信を見せる。
前カタログの「同vol.5」では、「BtoCの現場を意識し、サービス業のようなソフトなイメージを訴求できる商材を増やした」が、今回は「当初から提案してきた、男性らしいかっこよさや力強さを掘り起こすことを前提に据えた」という。「運送業界のみなさんは『若い人材がとにかく来ない』と困られている。当社が協力できることは、『あのユニフォームの運送会社で働いてみたい』と思えるようなものを作ること」とし、「デザインも機能性も細部にまでこだわり、一から設計し直して商品全体のアップグレードを図った」
従来の作業着はとにかく「動きやすさ」に重点が置かれ、ゆとりのある、いわゆる「ダボっとした」デザインのものが主流。「端から見ると『野暮ったい』と見えるのを何とか変えようというのが、現在のユニフォームのトレンド。いまは、とにかくシルエットを細くする傾向が強い」
同社のユニフォームも「細見え」の流れに沿ってはいるものの、「それだけでは足りない」ため、「かっこ良い」と「動きやすい、仕事もしやすい」の両立を意識したものづくりにトライしている。
具体的に注力した点として、同課の重知可子氏(同右)は「パターン」を挙げる。「一般的なブルゾンは『立つ姿勢』を基本としているが、当社のユニフォームはドライバーの『運転姿勢』が基本」。ハンドルを握ったり、荷物を抱えたりする体勢に合わせ、腕の部分が前向きに縫い付けられている。「そうすることで、運転中も腕に突っ張り感がなく、負荷がかからない」
また、ストレッチにも工夫が。「縦と横、どちらの方向に伸びやすいかを体の部位によって変えている」とし、「背中は横に、腕の上げ下げに合わせて脇の部分は縦に、太ももは座った時に横に伸びるように、膝は屈伸に合わせて縦に」など、「ひとつの製品の中で、伸びるべき方向に伸びるようにストレッチを配置している」と細かな心くばりをアピールする。目指したのは、「すっきり見えて、なおかつ動きやすい形」だ。
両氏が勧めるのは、男女兼用ブルゾンの「FTB326」。重氏は、「いま風のスタイリッシュなシルエットで、これまでのユニフォームとは特に違ったイメージ。色も、従来から人気のあったライトネイビーとネイビーに加え、今回新たにチャコールをラインアップした」
新カタログは、すでに全国の代理店に発送済み。背山氏は、「若手の採用面でリクルート効果を狙った自信作。ぜひ、カタログをチェックしてほしい」と語る。
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