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    ジェナ 物流業でビーコン活用、荷待ち時間30%削減も

    2018年8月1日

     
     
     

    アプリ開発やIoTサービスを手掛けるジェナ(東京都千代田区)は、ビーコンを活用したサービスを物流業界向けに展開している。ソリューション事業部の中垣雄取締役は、「荷待ち時間が30%削減した事例もある」と語る。

    ビーコンとは、数秒に1度、Bluetoothで電波を飛ばし、行動解析や位置管理で活用できるもの。「アップル社が『iBeacon(アイビーコン)』という規格を作ったことで、近年、活用が進んでおり、今後ますますの発展を見込んでいる」。

    同社は2万個のビーコン設置実績があり、「物流企業でも、倉庫内の動線の把握だけでなく、荷積み・荷下ろしの待機時間削減に役立てていただいている」という。

    なかでも、繁忙期の夏場の荷待ち時間対策に悩んでいた飲料大手のネスレ日本の島田工場の改善では、「グリーン物流パートナーシップ会議特別賞」を受賞。「自社でトラックのウェイティングエリアや、トラックステーションを用意されていたが、夏場はトラックが入りきらなかったり、直接、工場に来てしまうドライバーも少なくなかった」という。

    そこでまず、工場から10キロ離れているトラックステーションに受け付けを設置。荷受け番号を紐付けしたビーコンをドライバーに手渡し、各ゲートに設置したiphoneで通過する車両を検知することで、「トラックがバースに到着する前に、荷積みの準備ができるようになった」

    「可視化することで、劇的に効率化を図れた」と胸を張る同氏。さらに、「依頼があった『何の荷物を積んだトラックが、どこに来たかわかるようにしてほしい』という要望にも低コストで応えた」という。

    GPSで位置を把握するサービスもあるが、「位置情報は個人情報でもあり、自社以外の協力会社のトラックなどでは、運用が難しかった」と指摘する。

    また、あるメーカーの物流センターでは、5階にある受け付けまで一方通行で、ピットが受け付けよりも手前にあり、受け付けを終えると、一度、1階まで降りて、また5階まで上り、積み込みを行っていた。そのため、構内でトラックが渋滞したり、周辺道路に溢れてしまうことも多かったという。そこで、同社が専用アプリを開発し、1階の守衛所で検知すると、ピット番号がプッシュ通知で自動的に送信されるシステムを構築した。

    「若手ドライバーからは、アプリが見やすいと好評。今では『このアプリがないと仕事にならない』と重宝されている」という。同アプリの効果はそれだけにとどまらず、「入退場の時間を記録できるため、荷扱いにかかった時間が把握でき、業務フローの解析に役立てていただいている」と説明する。

     

    中垣氏は、「ビーコンは現在、BtoCで活用されるケースが多いが、今後はBtoBの業態でも増えると見込んでいる」とし、「物流業界での業務効率化に一役買えれば」と未来を見据え、熱く語った。

    ◎関連リンク→ 株式会社ジェナ

     
     
     
     
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