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製品・IT
Nauto Japan 通信型ドラレコ、車内カメラにAIセンサー搭載
2018年7月30日
Nauto Japan(ナウトジャパン、東京都千代田区)は、搭載したAIがわき見や危険運転を検知する通信型ドライブレコーダーを開発している。車内と車外を映す2つのカメラがセットで、車内カメラ自体にもAIを搭載することで、リアルタイムでドライバーの行動を分析する。
「衝突事故の68%がわき見などの不注意が原因」と指摘するのは、ビジネスデベロップメントマネージャーの加藤忍氏。「ドライバーの視線の動きだけを分析する従来の製品では、それがわき見運転なのか、後方確認のために視線を外したのか、判別がつきづらかった」という。
同社では、ドライバーを映す車内カメラにAIとセンサーを搭載。「ドライバーの視線に加えて、顔の角度や姿勢など、わき見運転の要素を複合的に判断する」という。映像をリアルタイムで分析し、わき見運転だけでなく、急ブレーキ、急加速、急ハンドルといった危険運転などの重要性の高い情報だけをAIが選別してクラウドへ送信。「データを送る負荷や通信費などのコストが抑えられる」と説明する。
米・シリコンバレーで創業した同社。「ソフト・ハードウェアの両面から新たなITソリューションを提案してきた」と話す。「米国の物流業界では当製品が活躍している。日本国内でも、車種・職種を問わず、法人向けに幅広く展開していく」と語る。
「当製品の利用で、これまで可視化しづらかったヒヤリハットを未然に防ぐことや危険運転予備軍を見つけ出せる」と胸を張る。「隠れていたリスクを見つけることで、コスト削減のみならず、企業のCSR活動などにも役立てられるはず」とし、「取り付けも比較的簡単。ぜひ検討していただければ」と語った。
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