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製品・IT
ユーエイ 施設内の快適性高める「シーリングファン」
2019年8月9日
キャスターの総合メーカーとして知られるユーエイ(雄島耕太社長、大阪府東大阪市)が、キャスター以外の分野に本格進出する。同社はHVLS(High Volume(大風量)Low Speed(低速)シーリングファンの「ユーエイファン(YUEI Fans)」の販売を開始した。
同製品は、工場や物流倉庫などの大型施設を対象として、屋内環境改善、熱中症対策につながる快適な労働環境づくりと、空調併用による省エネ効果の向上を目的として導入を推進していく。作業中に熱中症になりやすい倉庫内などで、高い電気代をかけずに働きやすい環境を提供できる。
物流業界や製造業界では労働力確保が喫緊の課題となっており、より良い労働環境の提供、快適性の向上が求められている。同時に、空調設備は初期の設備投資およびランニングコストが高額となるため、空調コストの削減は積年の課題でもある。
ユーエイファンは、HVLS(大風量・低速)シーリングファンの新製品で、最大直径7.3mの羽根を省電力で回転させ、空間全体に気流を生み出すことで、快適空間と省エネ効果を実現する最新の空気攪拌設備。風量は、無段階調整機能で、季節や環境に応じて自在にコントロールできる。
夏季は、回転速度を上げ大容量の空気循環で、体感温度を下げる効果を生む。また冬季には、空間上層部に溜まる暖房熱を、ゆっくりとした回転で対流させて、空間全体を暖かく保つ効果を生み、1年を通して施設内の快適性を高めることが可能となる。
特長の1つが省エネ。シーリングファン1台で、約1500平方mのスペースをカバー可能。同じ面積をカバーするために必要な工業用扇風機と比べ、1年の電気代を約80%低減することができ経済的だ。
6枚の軽量アルミブレードがゆるやかに空気を循環し、サーキュレーション効果で冷暖房の効率を高めることができる。立体的に対流を起こし、ムラのない効果的な空気循環を得られるのも特長だ。
静音・ハイパワーのドイツ製モーターを採用。また、アルミブレードは、空気抵抗を最大限に抑える形状のため、少ない電力で下降気流をつくり、効率良く空気を循環させる。
同製品の2019年度の年間販売予定台数は2000台。
◎関連リンク→ 株式会社ユーエイキャスター
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