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製品・IT
エムシーアクセス・サポート ハイブリッド車載型無線機、トンネルなどでも通信可能
2019年9月27日
エムシーアクセス・サポートは、車載型無線機にe+(イープラス)を標準搭載し、MCA無線とIP無線の機能が1台に集約されたハイブリッド車載型無線機を7月末から販売を開始。同製品の特徴を担当者に聞いた。
これまでの車載型無線機はIP無線の基盤を後付けにする例が多く、工事の手間が問題となっていたため今回、通信の二重化を1台で実現させた製品として登場した。通信中は、MCA無線とIP無線の状態を見て自動的に回線の選択が行われ、どちらかが途中で切れても自動で切り替わるため、面倒な操作は不要となる。トンネルやビル影などの場所でもつながりやすいのも特徴だ。
移動無線センターの中田一夫近畿センター長(写真右から3人目)は「運送事業者の方には、全国エリアをカバーできるこの車載無線機を活用していただけると確信している。今までMCA無線では届かなかった地域や、トンネル・地下駐車場などでも携帯電話が使えるエリアであれば通信可能。無線機のカラーもシャンパンゴールドにリニューアルされている」と説明する。
同センター稲垣豊利用推進部長(同右から2人目)は「MCA無線の良さを再認識していただける車載機器。エリアの拡大を検討されている事業者の方に特におすすめしたい」と話す。
MCA無線機は携帯型無線機のラインナップも充実している。車載型と同じく、MCA無線とIP無線が一体となったハイブリッド機が一足早く誕生し好評を得ている。
MCA無線は緊急時も通常業務と同じくスムーズな通信が可能で、一刻を争う危機管理用にも最適なシステムとして信頼を得ている。これは地震などの大災害の際でも停波せず、各中継局の通信サービスを継続した多くの実績によるものだ。MCA無線は万が一、伝送路支障があっても単独エリア内でサービスを提供する。平成29年10月には、中央省庁の災害対策本部設置準備訓練に協力するなど、MCA無線は安定した通信サービスとして高く評価されている。
同センターの中田清勝担当部長(同右)は「ハイブリッド型無線機は『非日常』も『日常』でもダブルで安心・便利に利用いただける。業務で活用し、利便性の高さを実感していただけたら」と話した。
◎関連リンク→ エムシーアクセス・サポート株式会社
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