フルタイムシステム（原幸一郎社長、東京都千代田区）は９月１０日、不動産開発事業を展開するヨシコン（吉田尚洋社長、静岡市）とコラボし、宅配ロッカーとマンションの共用施設との連携を発表した。
　今回発表された連携は、宅配ロッカーに付属していた顔認証機能を活用したもの。

　従来、ゲストルームなどをはじめとしたマンションの共用施設を利用するには、施設の予約に加え、鍵のレンタルならびに返却の手間があったため、使用時間を管理室の都合に左右される上、鍵の管理の負担があった。

　そこで両社は、フルタイムシステムの提供する顔認証サービス「Ｆ―ａｃｅ（フェイス）」および、携帯電話・パソコンからマンションの共用施設の予約が可能なシステム「ファンナビ」を組み合わせることで、従来よりもストレスフリーとなるサービスの展開に至ったという。

　今回のプロジェクトは、スマートマンションシステムとして、静岡県藤枝市田沼の中心市街地活性化基本計画が進むエリアで、地上13階建て・全９５邸の新築分譲マンションで活用される予定とのこと。

　同システムには、顔認証システムに加え、食配ラボ・書留郵便物の受取・クリーニングの依頼・受取・荷物の発送機能など様々なサービスが宅配ロッカーを通じて提供されることになっている。

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