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製品・IT
PacPort アプリ連動型のIoT宅配ボックス、先行予約販売中
2019年9月25日
PacPort(沈燁社長、東京都中央区)は9月12日から11月29日まで、戸建て住宅向けにクラウドファンディングサービスMakuakeで、アプリ連動型IoT宅配ボックス「PacPort」の先行予約販売を行っている。
「PacPort」は、同社がIoTを駆使して独自に開発したスマートロックを活用し、国内宅配ボックスメーカーとの協業によって、商品化したもので、「再配達いらず」の実現を目指している。
特徴は、「誤配送防止」「なりすまし防止」「カメラで荷物を撮影」の3つの安心と、「一度に複数荷物を受け取れる」「注文情報の一括管理」の2つの便利。さらに、デジタルで投函証明できるため、捺印・署名が不要となるほか、専用アプリで荷物の到着をリアルタイムで知ることができる。
具体的には、ユーザーがECサイトで商品購入後に受け取る注文確認メールに記載された荷物の追跡番号を解錠鍵として利用することにより、荷物の誤配送を防止する。また、内蔵カメラが投函された荷物を撮影し、瞬時に写真を荷受人に送信する機能も備えているため、投函時の不正動作も防ぐことができる。
専用アプリでは、各ECサイトで購入した商品を発送から受け取りまでの荷物配達状況を追跡することができる。また、ユーザーが複数のECサイトで商品を注文した場合も、荷物の配送状況を同一画面で確認することができる
沈社長は「デジタルソリューションで、日本の物流業界が抱える深刻な人手不足・再配達問題の緩和に貢献していきたい」とし、「そのためにも、大型宅配ロッカーの設置が困難な既存の集合住宅で、宅配ロッカーの普及率を高めていく必要がある」と考えている。
そこで同社では、既存の集合住宅のオーナーが、宅配ボックスを設置するメリットを感じてもらえるように、宅配ボックスを利用する入居者からPacPort専用アプリの使用料の一部をオーナーの収入にするといった方法を検討している。
沈社長は「まずは、クラウドファンディングサービスで戸建て住宅向けに販売して、『PacPort』の良さを実感してもらいながら、より使いやすくするために意見や要望などをいただきながら、認知度を高めていきたい」としている。
◎関連リンク→ 株式会社PacPort
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