カシオ計算機（東京都渋谷区）は１０月１６日、ＯＣＲや音声認識、ハンディターミナルなどの業務用ソリューションを展示する「ＣＡＳＩＯビジネスソリューションフェア２０１９」を開催した。

　「ＯＣＲ読み取りソリューション」コーナーでは、実際に出力された数字や文字のハンディターミナルでの読み取りを実演。営業本部の中嶋健太郎氏は、「宅配便の伝票や倉庫のピッキングなどで利用いただける」と説明する。

　「音声対話ソリューション」コーナーでは、ハンディターミナルに直接、またはヘッドセットなどからの音声入力を実演。同氏は、「読み取りの精度が高く、『天気』『テンキー』『転機』など、前後の文脈から推測して自動的に変換できる」と胸を張る。

　また、「物流業界でも多くなってきている」という外国人就労者向けに「トランシーバー翻訳」も展示。「自分の端末に話しかけるだけで、相手の端末に設定した言語で音声が流れる。さらにログとして、双方の端末に音声入力した文字が記録される」とし、「１人から複数人への指示も同時に出せる。物流の現場で、活用いただけるのでは」と語った。

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