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製品・IT
東洋マーク製作所 アルコール検知器「AC‐018」発売へ
2019年12月6日
東洋マーク製作所(山本篤社長、大阪府八尾市)は、アルコール検知器「AC‐018」を今月末に発売開始し、Android端末やiPhone・iPadなどに対応する専用無償アプリも、順次リリースする。同製品は、これまでの機種「AC‐015」および「AC‐016」の中間の機種と位置づけられ、事業者からの声を基に生まれた。
新製品は、「AC‐016」に比べメモリ容量が大きく、データの取り出しが可能。内蔵メモリで100件まで保存でき、microSDにも対応する。また、小型ながらもBluetoothを搭載しており、今後IT点呼(スマホ点呼)での活用が期待されている。iPhone・iPadとAndroid双方と連携して使うことができるのも、うれしいポイント。さらに計測の時刻が分かる機能や、有機ELの採用で液晶画面が見やすくなるなどのバージョンアップも行われた。センサーメンテナンスが可能なのも、安心して使用できるポイントだ。
既存の製品同様、電気化学式を採用し精度の高いアルコール検知能力を有する新製品。取締役の山内昌人営業部長は、「既存製品の『良いとこ取り』で生まれた製品。中間点呼にも利用可能なモデル」と自信を見せる。
陸運だけでなく航空・鉄道・船舶業界などでも多く採用されている同社のアルコール検知器。世界基準の仕様を目指し、既存の「AC‐015」および「AC‐016」の2機種で世界トップレベルの欧州規格(EN規格)を取得している。認証取得のため、同社は環境耐久や長期ドリフトをはじめとした信頼性試験や検知精度・誤検知といった性能試験などを、欧州規格認定試験機関で、およそ1年間にわたり実施した。今回の製品に関しても現在、テストを行っている。
山内部長は「EN規格の日本での認知度はまだまだ低いが、安心して使える、精度の高いアルコール検知器を今後も開発し、運送事業者の方にも普及活動を行っていきたい」と話した。
◎関連リンク→ 株式会社東洋マーク製作所
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