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    協和パレット 短期間、低コストで専用パレット製作

    2006年2月6日

     
     
     

     「物流一筋、約30年の経験から断言できるのは、パレットをラインに合ったものに変えるだけで驚くほどの効率化と省スペース化が可能」と話すのは、物流機器のパレットメーカー協和パレット(滋賀県東近江市)の寺村幸夫社長。同社は顧客専用パレットの提案・試作・生産をプロデュースし、高度な技術が要求される薄肉溶接を駆使して、低コストのオリジナルパレットを短期間で仕上げる。


     同社のパレット生産システムは切断から始まり、「パレットに必要な部材を特殊ノコ盤でロール鋼材から切り出すことで短時間に大量の部品生産を可能にし、コストダウンに役立つ」。溶接は「6台のロボット溶接機を使用して基本ユニットを作り、基本ユニットを組み立てる工程は、お客様のニーズに合った物づくりを基本に、人の手で1つひとつ丁寧に本溶接していく」。
     ブラスト加工は「業界屈指の大型ショットブラストに、組み終えたパレットをまるごと収納。鉄材の表面に付いた油分やサビ・酸化皮膜を取り除き、100馬力の強力パワーでわずか数分間で完全脱脂」する。最後に塗装は「焼付け・吹き付け・静電などの各種塗装を施す工程で、飛び散った塗料が環境を汚さないよう、独自のクリーンシステムを採用している」など、きめ細やかな仕事をしている。
     また、同社はさびなどで古くなったスチールパレットを、新品同様にリサイクルさせる事業「パレット・リフレッシュ」も展開。寺村社長は「破損部分の修理からさび落とし・塗装まで行い、生まれ変わったパレットは新品と見分けがつかないほど」と説明する。
     パレットを分解しないで完成品のまま処理するので、迅速に対応。費用は目安で既存新作価格の約1/3〜1/2と格安で、環境にも配慮したクリーンシステムだ。「古くなったスチール製パレットをリサイクルして再利用するのは時代の要請であり、当社の使命だと考えている」と同社長。「こんなパレットがあったら…を、カタチにする、協和パレット」はこれからも顧客の要望にこたえていく。
     問い合わせは、電話0749(46)1500番。
     ホームページアドレスは、http://www3.ocn.ne.jp/~kyowap

     
     
     
     
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