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    アドバンスド・コア・テクノロジー CO2算定ソフト『エコエコカルク』

    2006年9月11日

     
     
     

     今年4月に施行された改正省エネ法は、「200台以上の車両を保有する物流事業者」、または、「輸送量が年間3,000万トンキロを超える荷主企業」が対象。このため、「大手企業だけの話」と関心を示さない事業者や、様子見ともとれる態度で同業他社の動向を見守る事業者は多い。
     たしかに200台以上を保有する運送事業者は限られており、「自社は対象外」と考えてしまいがちだが、当然、荷主や元請けの運送事業者は同法の対象となる可能性は高い。つまり、今後、荷主や元請けとの契約内容に「CO2排出量の提出」という項目が加わる可能性も否定できない。


     アドバンスド・コア・テクノロジー(東京都港区)の『ECO2—Calc(エコエコカルク)』は、エネルギー消費量および二酸化炭素(CO2)排出量の定期報告書作成業務にかかる負荷を大幅に低減するソフトウェア。
     様々なフォーマットの輸送実績データを取り込んで、自動的に荷主按分や空車処理を行い、エネルギー消費量を算出、定期報告書をエクセルファイル形式で作成する。
     エネルギー消費量の算出方法は、燃料法、燃費法、改良トンキロ法の三方法に対応し、従来トンキロ法による鉄道・内航・航空輸送計算も可能。
     計算の基礎となる輸送距離が準備できない場合は、インターネットを経由して『ACT距離計算サービス』に接続し、発着地の住所から自動的に距離を計算する。
     また、月次や指定期間での集計も可能で、環境報告や削減目標のシミュレーションにも利用することができる。
     価格は初年度18万9,000円で、2年目以降は11万3,400円。現在、同社ではキャンペーンを展開しており、12月末日までに購入の場合、初年度のライセンスも11万3,400円となる。
     また、同社では、エネルギー消費量算出方法や定期報告書作成にかかるコンサルティング・サービスを提供するほか、大規模荷主・輸送事業者向けとして、同ソフトのサーバ版である『ECO2—Calc+』(エコエコカルク プラス)の発売を予定している。
     同社HPは、http://www.act-inc.co.jp/

     
     
     
     
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