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    NEC 物流業務向けパッケージ発売

    2006年12月25日

     
     
     

     「変化し続けるビジネス環境を乗り越えるため、物流システムも柔軟に対応させたいがTCO削減も実現させたい」―。そんな情報システム担当者に朗報が届いた。NECが完全Web対応のWMSを開発し、来年5月からリリースを開始するという。「リアルタイムマネジメントを実現できる」と語る第二国内SI推進本部の土田英夫グループマネージャーに話を聞いた。


     NECはこのほど、ERPソリューション「EXPLANNER(エクスプランナー)」シリーズに、物流業務向けパッケージ「EXPLANNER/Lg」を新たに追加。中堅企業向けERPパッケージとしては国内で初めて、生産・販売・会計・人事給与から物流に至る幅広い業務領域を対象とするソリューションへと強化した。
     
      同社の「エクスプランナー」シリーズは、30年の歴史と2万社以上の導入実績に基づくあらゆる分野の情報ノウハウと的確なコンサルティングと共に提供する業種別ERPソリューション。
      今回発表された「Lg」は、物流改善を通じて経営改革を支援するWMSで、業種業態や企業規模を問わず、様々なスタイルの物流センターに対応できるという。
     
      同氏は、「物流センター内の効率化を図るとともに、適正な在庫管理を支援するソリューション」と説明。「完全Web化により、サーバでの集中管理と複数拠点の集中管理を実現している」と付け加える。
     入荷、出荷、在庫管理、分析などの基本機能に加え、販売管理や生産管理と連携し、強固なサプライチェーンマネジメントシステムの構築を実現。通過型・保管型双方のセンターに対応しており、ロット管理や賞味期限管理、シリアル管理など、多様な管理機能と組み合わせることで、あらゆる業種の物流現場で利用できる。
     入荷・出荷プロセスをオーダ別に管理でき、作業推進に合わせた現場コントロールが可能。また、作業進捗の「見える化」やABC分析の機能を装備しており、現場改善を支援する。
     入出荷プロセス単位の作業推進状況が「見える」ため、「リアルタイムマネジメントが可能」。作業遅延の兆候をタイムリーに把握できることで、即座に対策を講じることが可能となり、センターの生産性向上に貢献する。
     さらに、センター内のプロセス単位・個人単位での生産性分析を実施することで、具体的・効率的な作業管理を実現。「物流センターのコストを低減し、物流面から企業競争力を高めることが可能となる」。
     「Lg」は、マテハン機器やハンディターミナル(H/T)、RFID技術と組み合わせることが可能で、「作業性・正確性をより一層向上させることができる」。人的ミスをその場でチェックでき、さまざまなエラーを未然に防げるため、物流品質を大幅に高めることが可能となる。
      各技術と連携したリアルタイム在庫管理機能で、今ある在庫を速やかに把握し、在庫適正化を推進。本社と物流センター間での情報タイムラグをなくし、精度の高いSCM構築を支援する。
     なお、同ソリューションは、ログイン管理や処理実行権限などのアクセスコントロール機能、ログ閲覧などの監視統制機能も装備しており、予防的・発見的統制をシステム面からサポート。荷主企業を中心とした大手企業からの関心が高まっている内部統制にも対応している。
      同氏は、「パッケージ+開発フレームワークという新しい形で、段階的な導入はもちろん、ビジネスの変化に伴い要求される機能の変更にも柔軟に対応が可能」とし、「企業の成長やビジネスの変化に合わせ、柔軟に機能を追加・変更することができる新世代の物流業務パッケージ」と語る。価格は、400万円から。

     
     
     
     
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