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製品・IT
ニチユ バッテリー式小型けん引車をモデルチェンジ
2007年2月8日
日本輸送機(ニチユ)はこのほど、主に製造工場内の工程間搬送に使われるバッテリー式小型けん引車「NTTシリーズ」をモデルチェンジし、全国のニチユ販売店を通じて発売開始。DC(直流)モーターを応用した走行AC(交流)制御化によって、滑らかで力強い走行を実現している。
アクセルペダルを離せばソフトな制動がかかる「アクセルオフ回生制動」を装備しており、ブレーキ操作が大きく軽減された。また、丸ハンドルタイプを採用し、乗用車感覚で快適に運転できる。
座れば電源が入るシートスイッチを採用し、誤作動・誤発進を防ぐ。車体の全長はわずか1345ミリで、最小旋回半径も1375ミリとコンパクト。狭いスペースで威力を発揮する。
さらに、本体と別に充電する定置式充電器から搭載式に変更となったほか、充電は100V電源を使えるため、200V電源用の特別な工事は不要。1.5トンのトレーラをけん引し、60メートルサークル1周を1サイクルとした条件では、作業サイクル334回を達成した。
国内営業企画部マーケティング企画課の松本浩平氏は、「制御方式やハンドル構造を見直すことで、乗り心地や操作性が向上している。製造工場内では、コンベアなどの設備や無人搬送車などと比較して、レイアウト変更した際などに即座に対応できる」とメリットを強調。広い製造工場などでの導入を提案する。
免許不要で運転可能。バックミラー、ウインカーは標準装備されており、オプションでヘッドガードやバンパー、アワメーターなども取り付けできる。
価格は、けん引量2トンの「NTT50—70」が136万7000円、同3トンの「NTT75—70」が146万3000円。2機種合計で、初年度40台の販売を見込む。
(07/02/08) -
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