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製品・IT
ダンロップファルケン『エコルトSP678』公開燃費テスト
2007年4月10日
住友ゴムグループのダンロップファルケンタイヤ(田中宏明社長、東京都江東区)は、低燃費タイヤシリーズの新作『ECORUT(エコルト)SP678』発売に合わせ、5日と6日に、東北自動車道で公開燃費テストを実施。同社汎用品『SP660』と比較して、転がり抵抗38%低減を実現するという同製品の実力を見ようと、プレス、同社タイヤショップ、ユーザー含め総勢250名以上が参加。
テストは、阿武隈PA―須賀川IC間の約15kmを時速80kmで往復走行。100秒ごとに燃料消費量を測定し、追走するバスに乗車した参加者に、結果報告する。テスト方法は、『エコルトSP678』、『SP660』をそれぞれ装着したトラック2台が規定区間内を往復走行し、これを2回繰り返す。2回目に、車両間でタイヤを入れ替え、2回の往復走行の平均燃費消費量を最終データとする。
今回使用された車両は、磐栄運送(村田裕之社長、福島県いわき市)の日産ディーゼル『Quon』を借用。約11tを積載。同社のドライバー2人が運転する。
2回の往復走行の平均燃費消費量は、『SP660』が4.09km/lだったのに対し、新作『エコルトSP678』は4.77km/lを記録。汎用品比17%燃費向上する結果となった。テスト区間内は、勾配もあったが、片道7か所の測定ポイント×4走行のほぼすべてで、『エコルトSP678』の燃費消費量が少なかった。
同製品では、新たに『エコルトコンパウンドII』と『二層サイドウォール構造』を採用したことで、エネルギーロスを抑制し、大幅な転がり抵抗低減を実現した。また、5リブ基調ブロックパターンと溝壁セレーションの新採用によって、摩耗によるパターン変化を抑え、オールシーズンタイヤとして必要な摩耗後半までのウェット性能をキープする。
同社谷口薫専務は、「当社エコルトシリーズは、昨年にリブ、オールシーズン、スタッドレスのフルラインナップが揃った。さらなる低燃費タイヤの開発をめざし、完成した『エコルトSP678』は、当シリーズの集大成といえる。今後、『低燃費タイヤの住友ゴム』として、社会貢献したい」とあいさつ。
初年度年間2万4000本を目標に、5サイズから販売展開していくとしている。
同社HPは、http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/category/index.html -
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