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    共栄情報システム オーダーメイド型の物流システムに自信

    2007年5月21日

     
     
     

     共栄情報システム(中山晴雄社長、東京都大田区)は、設立23年目を迎える老舗ソフトウェアハウス。単なるパッケージソフトの販売にとどまらず、「物流事業者が困っていることを、情報システムを活用して解決する」ことを目指し、コンサルティングから手がけるという。同社物流コンサルタントの田中徳忠氏(写真左)と、システム開発本部・製品企画担当の大口道子氏(同右)に話を聞いた。


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     同社の主力製品は、JT物流への導入実績もある倉庫・物流センター業務向けの基幹システム『WH/400』。入出庫処理、請求処理、在庫管理など、センター運営業務に必要な基本的な機能が搭載されている。
     同システムでは、ハードウェアにIBMの『iSeries』を採用。大口氏は、「24時間稼働の物流センターで、システムダウンは許されない」とした上で、「『iSeries』は、銀行などにも使われている確実性の高いハードウェア。堅牢性・信頼性はお約束できる」と説明する。
     他にも、「運送業務管理」「食材・生鮮管理」「冷蔵・冷凍倉庫」「畜産」「トランクルーム」など、業務や業種ごとのパッケージを多数そろえており、川崎陸送、オー・エル・エス、サンケン電気など、大手企業への導入実績も豊富。同社では、顧客から相談を受け、必要に応じてこれらを組み合わせていく「オーダーメイド型」のスタイルを採用。実際にセンターまで足を運び、業務分析や課題の抽出から手がけている。大口氏は、「現状をもとに、綿密にシミュレーションを行う。センターの立地まで提案したこともあった」と話す。
     田中氏は「せっかく情報システムを入れても、現場業務との乖離があり、うまく機能しないケースも多いと聞く」と指摘した上で、「専門性の高いスタッフがそろっている」という同社では、その心配がないことを強調。同氏は書籍関連の物流センター長を務めた経歴を持ち、社長の中山氏も日本橋倉庫(現ジェイ・ブリッジ)に14年間在籍していたという。
     田中氏は、「業種ごとに特有に存在するオペレーションや用語などにも詳しい」と、現場業務についての理解の深さをアピール。「サイズ展開の多い靴や、入荷時の形がすべて異なる畜産品など、特殊な品目についても対応可能」と自信を見せる。
     なお、システムの保守・運用についても同社のスタッフがサポート。大口氏は、「遠隔操作でいつでも対応可能」とし、「システムを導入することで、顧客には本業に専念していただくため、システムに関する業務はすべて請け負う」と話す。
     田中氏は「物流効率化のために、システムは欠かせないもの。経営に貢献するような、戦略的な提案をしたい」とアピール。大口氏も、「一度取引のあったお客様とは、5年、10年と長い付き合いにしていきたい」とし、「まずはお困りの点をご相談いただければ」と話す。なお、同社では中堅・中小事業者向けに、ASPサービス『KISメイト』の提供も開始。百を超える導入実績のあるパッケージソフトを、月額14万4000円からという低価格で利用可能となった。
     詳しくは同社HP、http://www.kiscl.co.jp/

     
     
     
     
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