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    CTC 『WITNESS』で倉庫内業務を最適化

    2007年5月25日

     
     
     

     伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が提供する「WITNESS(ウィットネス)」は、生産ラインや物流システム上での「モノの動き」をPC画面上でシミュレーションし、問題の検討を行うためのソフトウェア。英国Lanner社製の同ソフトは20年の歴史を持ち、延べ6500シートの導入実績がある。
     同ソフトは、「荷物個数」「ピッキング人員」「カート台車数」「棚の配置」「コンベヤーやソーターの速度」などの数値を入力すると、作業の様子がアイコンの動きで二次元シミュレーションされるというもの。


    ctc.jpg
    実際にアイコンが動くので、シミュレーションが可能
     作業が滞っている場所など、「ボトルネック」を視覚的に把握できる。シミュレーション結果はレポートとして数値化され、作業時系列グラフ、ヒストグラム、円グラフなどに落とし込むことも可能。
     CTC科学システム事業部の松本智行氏によると、「当初、自動車工場をはじめとする製造業向けに開発された」が、倉庫や物流センターの運営にも製造業の考え方が普及するのに合わせて、「物流事業者への導入も増加した」と説明する。
     最適な作業人員数やコンベヤー速度、運搬回数などの割り出しはもちろん、入力数値の設定を変更することで、さまざまな条件下でのシミュレーションが実施できる。たとえば「出荷用トラックが到着する何分前に積み荷をバースに準備するのが最適か」「一人のピッカーが二種類の荷物を受け持つとどうなるか」など、「最適な庫内オペレーションを目指すための検討を詳細かつ念入りに行うのに役立つ」(同氏)。
     そして、同社が独自に開発した在庫レイアウト決定支援ソフトウェアが「LVision(エルビジョン)」。倉庫内の在庫レイアウトを自動化するもので、同事業部の長谷川達哉課長は、「これまでCADやExcelデータを使い、長時間かけて行っていたレイアウト検討の業務負荷を軽減する」と説明。「熟練の現場責任者の持つノウハウがなくても、配置の検討が十分に行える」という。
     設定されたデータを基に、比較的広い倉庫なら「物流効率」に、スペースの限られた倉庫なら「面積効率」に比重を置いたレイアウト結果を割り出す。色を用いた表示で、「デッドスペースなどが一目で分かる」。ドラッグ&ドロップでのマニュアル配置も可能だ。同課長は「常に最適なセンター運営ができるよう支援する」と役割を説明する。
     「競争力を高めるため、いまこそ取り組んでいただきたい」と同課長。同社では両ソフトウェアに関する体験セミナーを定期的に開催している。
    ctc2400.jpg
     詳細は同社HP、http://www.ctc-g.co.jp/

     
     
     
     
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