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製品・IT
ナビッピドットコム「位置情報ASPサービスDP」発売
2007年7月5日
地図情報関連ビジネスを展開するナビッピドットコム(東京都港区)は、「位置情報ASPサービスDP(Daily&Picture)」の提供を始めた。
「位置情報サービス」自体は02年から提供しているが、新しくなった「DP」は、業界初のマルチキャリア対応。DoCoMo、au、ソフトバンクの3キャリアの情報を同一の画面上で確認できる。企画本部の荻原梢氏(写真左)は、「社員間でキャリアの統一をするのが難しかった大手企業にもお使いいただきたい」とサービスの狙いを語る。
同サービスは、携帯電話のGPS機能を利用して、「積荷」「空荷」「移動中」などのステイタス情報とともに位置情報を発信。管理PCで、各ドライバーの運行状況を一元管理できる。情報発信の間隔は1分から(ソフトバンクのみ)と、小刻みな設定ができるのが強みだという。
「DP」には、新たに簡易日報の作成機能が追加された。ステイタス情報と、業務途中で撮影したカメラ画像を連動させて日報が自動的に作成され、ドライバーが帰社後に日報を書く手間が省ける。同部・清水玲子氏(同右)は、「これまではドライバー側からすれば『管理される』という意識があり、敬遠されることも多かった」が、「『ドライバー自身の業務効率化』というメリットを持たせることで、導入をスムーズに進めやすくなる」と説明。
画像・日時・位置情報を連携させて日報を作成
同サービスを通じた業務報告をドライバーに徹底させたところ、「日報を書く手間が省けたこと、(管理されることで)業務への意識が高まったことから、残業代が大幅に減った」と、予想以上の効果が得られた事例も報告されているという。また、「あらかじめ荷姿を撮影し、時刻や位置の情報と連携させておけば、万が一荷崩れした際にもトラブルを回避することもできる」(荻原氏)といった使い方も。
位置情報の履歴は13か月間保存できる。また、分析機能が搭載されていることも特長。トラック個別の配送エリアを網かけ表示でき、「たとえば、複数のトラックの網が重なった場合は、1台に集約できないか検討することで業務効率化が図れる」(清水氏)。また、個人のステイタスごとの時間分布を棒グラフで表すことも可能で、「道に迷っているのか、荷積みに時間がかかっているのかなど、個人ごとの業務を分析し、ドライバーへの教育・アドバイスに役立てることができる」(同)という。
価格は、専用サイト利用のPC1台当たり月額5250円、携帯電話1台につき525〜1470円(キャリアや機能により異なる)。なお、ランニングコストとして必要となるパケット通信料についても、同社の営業スタッフが最適なプランを提案するとのこと。
詳細は同社HP、http://www.navi-p.com/ -
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