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製品・IT
GEフリートサービス トラック業界へ注力
2007年7月6日
オートリースのリーディングカンパニー、GEフリートサービス(東京都中央区)。サービス開始から40年以上が経過しており、リース車両は国内で270万台に達しているという。車両維持管理のアウトソーシングサービス(メンテナンスリース)も業界に先駆けて着手しており、「なくてはならないサービス」として広く定着している。
同社は今後、トラック業界への注力を図る。すでに、トラックの車両整備を手がけるヤマトオートワークス(同江東区)との提携も完了。松本恒一マーケティング本部長は、「トラック業界は(他産業と比べて)クルマの重要度が高い。知識も豊富な業界の皆様に対して、説得力のあるサービスを提供したい」と意気込む。
同社のメンテナンスリースが最も重視しているのが、「改善」という視点。「部品やガソリンの調達コスト」「業務にかかる時間」などをすべて数値化した上で、データを分析し、改善策を提供していく。「勘や経験に頼るのではなく、『数値化』と『プロセス視点』で、ベストなソリューションを論理的に見出す」というこのサービスコンセプトには、GEに息づく「シックス・シグマ(統計分析や品質管理の理論を用いて経営改善を行う手法)」という経営手法が生かされている。
同社では、7月から動態管理ソリューション「GE・テレマティクス・サービス」を開始。車載器からデータを収集し、ドライバーの運行状態をリアルタイムで把握、日々の運行管理に役立てることができる。また、同社ではこれらの情報をもとに「安全運転」や「コスト削減」「エコドライブ」などの観点から、事業者に改善案を提示するサービスも行う。
同本部長は、「これまでは、運転に関する部分は数値化が難しく、コンサルがしにくかった」と説明した上で、「(同サービスを導入すれば)急発進や急加速などの数値を収集でき、ドライバーに具体的に指導できる」と自信を見せる。同サービスの料金は、「車載器1台当たり月額3000円程度」と、低コストでの利用が可能なのも特徴。
同本部長は、トラック業界への本格的な参入に際し、「当社のオートリースでのノウハウと、業界の皆様の知恵とを融合させ、新たな価値を生み出していきたい」と話している。くわしくは同社HP、http://www.gefleet.co.jp/
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