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製品・IT
日本マタイ 段ボール製パレット「ダンパレット」好調
2007年8月28日
日本マタイ(東京都台東区)の段ボール製パレット「ダンパレット」。環境規制やコスト削減の動きが強まる中、国際物流を中心に同製品の利用が進んでいる。同社包装営業部の大森和良物流資材課長(写真)に話を聞いた。
同製品は、桁となる紙管に特殊な構造を用いることで、「従来の段ボールパレットに比べて衝撃に強く、桁が外れにくい」のが特長。輸送中の振動に十分耐えられるため、主に、複合機などの個品包装に用いられているという。同課長は、「複数の大手複合機メーカーからご評価いただいている」と話す。
また、「木製と比べて3分の1以下と非常に軽量」なため、扱いやすく作業効率のアップに寄与。その上、平面荷重も10tまで耐えることができ、木製パレットに比べ見劣りない機能を持つ。紙製のため、害虫が発生する心配もない。燻蒸も必要なく、処理コストの削減が可能だ。
平面荷重は10tまで耐えることができる。フォークリフトでの操作も可能
最大の強みは、輸送形態や包装する品目によってカスタマイズができること。板の形状や紙管の数はもちろん、パレットサイズも1mm単位で調整。顧客が納得するまで何度もサンプルを作り、荷役の現場で試しに利用してもらうという。「仮に『すぐに買いたい』というお客さまがいた場合でも、まずは必ずトライアルで評価してもらってから発注をいただく」という姿勢を徹底する。
集合包装に向いているのが「ブロックパレット」。基本的には「ダンパレット」と同じ特長を持つが、板と桁が触れ合う面を多く取ることで、さらに強度を増している。
価格は同社工場からの輸送距離やロット数、サイズなどにより若干異なるが、「だいたい1枚あたり1300〜1500円」。50枚程度から発注が可能だ。同課長は、「木材資源の枯渇、燻蒸規制などにより、木製パレットから段ボールパレットへの移行が進んでいる。コスト面や管理のしやすさなど、メリットは数多い。ぜひ、お声がけいただければ」と、アピールする。
詳細は同社HP、http://www.matai.co.jp/ -
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