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製品・IT
クラリオン 業務用車両向けカーナビ「Solid Navi」
2007年9月7日
クラリオンと日立製作所は業務用車両向けカーナビゲーション「Solid Navi」を共同開発し、7月から販売を開始。今後両社の販売網をフル活用し、トラック、タクシー、バス業界への普及をめざす。クラリオン特機営業部特機ビジネス開発グループの望月秀敏課長に話を聞いた。
同製品は、稼働時間の長い業務用車両のヘビーユースに対応できる高耐久性・堅牢性が最大の特長。同課長は、「24時間・365日の利用に耐えられることを前提とした」と話す。
複雑な機構を用いない構造にすることで、摩耗しやすい部品を排除。熱の発生も抑えることで、熱を逃がすためのファンも不要となった。地図メモリーの媒体には、「寿命のある」HDDやDVDでなく、「耐久性の高い」フラッシュメモリーを採用している。
電源は12V・24V両用。「電圧コンバーターを利用することなく、24V車のトラックにも手軽に設置できる」と同課長は胸を張る。トラックに取り付けやすい「1DINサイズ」なのもポイント。
また、バックカメラとの連動も可能で、カメラの映像をカーナビのモニターに映すことができる。「カメラの電源もモニターから供給可能」と、車載製品を幅広く手がける同社の強みを存分に生かした形。なお、同機能はクラリオン製カメラのみの対応。
ソフトウェアのカスタマイズも可能。「トラックで言えば、運ぶものによって業務の内容が大きく変わる」とした上で、「各社の業務に沿った形にカスタマイズできる」と、業務用車両向け製品ならではのメリットをアピールする。
価格はオープンだが、「1台20万円程度を予定している」。同課長は、「効率の良いルートを走ることで、燃費削減にもつながる。投資効果はすぐに得られるはず。ドライバーの世代交代が進む中、新人に道を教える負担を減らすことができる」とアピールする。
詳細は、http://www.clarion.com/jp/ja/top.html -
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