アイ・ティー・ダブリュー・インダストリー（大阪府吹田市）が販売する構造用接着剤「ＰＬＥＸＵＳ（プレクサス）」。
　驚異的な接着力と耐震動・衝撃性能で、リベットや溶接に代わる新たな接合ソリューションとして、すでに世界有数の自動車メーカーをはじめ、国内外の自動車、船舶、建築業界などで多くの導入実績を誇る。

　同社は日本国内で、トラックメーカーやボディーメーカー、トラックユーザーでの活用を提案している。営業部の中川健太氏は「リベットや溶接と比較して、接着剤は接合に不安があるという一般的な認識を払拭したい」と語る。
　同社によると、リベットとの強度比較試験や耐久試験などを行ったところ、いずれもプレクサスが大きく上回った。「リベットは接合するのは『点』であるが、プレクサスは『面』が接合する。接着の面積がしっかり取れれば、リベットより強力に付けられる」と中川氏は説明。
　また、ウレタン系やエポキシ系といった他の接着剤との疲労試験（繰り返し引っ張りテスト）でも、圧倒的に優れた結果となっている。「エポキシ系はカチカチに固まるため、真上からの圧力などには強いが、曲がりやねじれなどには弱い。逆にウレタン系は、曲がりには強いが、そもそもの強度が弱い。プレクサスは、これらの『いいとこ取り』をした感じ」（同氏）。
　同社は、トラックに使われる多くのリベットやシール、または溶接をプレクサスでの接着に切り替えることによるメリットを強調。「接着力、耐久性の強化はもちろんのこと」としたうえで、「穴あけ、締結作業や溶接作業が不要となり、熟練した技術がなくても手軽にできるうえ、下地処理は不要もしくは最小限で済む。作業時間の短縮や作業工賃の低下につながり、生産効率が向上することで、トータルコストの削減が可能となる」「軽量化、腐食防止が図れ、美観も向上される」などとする。
　同社では、トラックへの代表的な使用個所として、「サイドパネルや前後パネル、ルーフ、ボンネット、フレーム、ラッシングレール」などを挙げる。また、補修用やメンテナンス用として、運送事業者やトラックドライバーの使用も推奨する。

　詳細は同社ホームページ、http://www.plexus-japan.com