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    ILT 万能の倉庫管理システム「WMS―Online」発売

    2008年4月17日

     
     
     

     インテリジェント・ロジスティクス・テクノロジー(ILT、東京都千代田区)は、倉庫管理システム「WMS─Online」の発売を開始する。同社はフットワークエクスプレスのグループで、同システムはフットワーク社で実際に使われているという。自らが導入することでも実証された質の高さを武器に、日本企業への普及を図る。
     同商品は、シンガポールのベンチャー企業により開発されたWMS。アジアを中心に、すでに40以上の導入実績を持つという。今回、ILTが独占販売ライセンス契約を結ぶことで、日本での販売を開始した。


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    大塚社長
     同社の大塚将夫社長は、同システムの特徴を「100%Web対応であること」と説明する。メニューはあらかじめ400以上が用意されており、必要なものだけを利用者側で設定する仕組み。ハンディターミナルとの連動で入出庫、在庫管理、トレーサビリティに至るまで、WMSに必要となる一連の機能が網羅されている。同社長は、「カスタマイズを少なくでき、導入期間を短く抑えられる」とし、「(導入までは)数週間から長くても3か月」と話す。
     Webに対応しているため、複数拠点からの在庫確認が可能なのも特徴。同社長は「従来、WMSは一拠点ごとに作り込むことが多かった」と指摘した上で、同システムなら「拠点ごとのシステム構築費が不要となるため、コストが削減できる」と説明。もちろん、Web化により「本社での在庫一元管理」や「営業マンの営業先での在庫確認」なども可能になるという。
     同システムを導入することで、「処理能力の向上、余剰在庫の削減、非効率な動線の削減、人員配置の最適化」などが実現し、効果としては「30─50%の生産性向上が期待できる」という。
     シンガポールで「長年鍛えられてきた」システムだけに、ありとあらゆる庫内業務に対応できるメニューを備えている。
     また、英語・日本語・中国語・台湾語・ベトナム語と、多言語にも対応。「同じ情報の画面を一方は日本語、一方は中国語で見ることなども可能」なため、「国を超えた拠点間の情報共有もスムーズになる。各国に拠点を持つ国際企業には最適」と同社長。
     さらに、「ビジュアル重視」なのも特徴。棚のレイアウトや荷物の保管位置などを視覚的に瞬時に把握できるよう、インターフェースが工夫されている。これも、「多国籍で使われることを想定し、ビジュアルにより意思疎通のスピードを向上させる」という意図によるものだという。
    iltv.jpg
    ビジュアル重視のインターフェース。倉庫レイアウトも可視化
     今後、同システムを普及させるにあたり、同社長は「一流と呼べる機能を持ったシステムを、短い期間で、安価で導入できる。ぜひ多くの企業にご検討いただきたい」と意気込む。
     なお同社は22日、物流担当者を対象とした「在庫・倉庫管理効率化セミナー」を開催する。同システムの導入事例なども紹介。会場は大手町サンケイプラザホール。入場無料で、定員は30人。

     
     
     
     
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