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    【アクティブタグが物流現場に浸透】(1)荷物の探し出しに

    2008年5月14日

     
     
     

     タグ自身が電波を発信する、アクティブ型のRFIDタグを利用したソリューションが相次いで発表されている。物流現場にだんだん浸透してきた「安価で小型」のパッシブ型と比べ、アクティブ型は通信距離が数十mと長いのが特徴。また、同タグは1個数1000円するが、使い切り前提のパッシブ型と異なり、繰り返し使うことで投資費用の回収も可能だ。
     これらの特性を生かし、現場のさまざまな課題を解決するソリューションが誕生している。3社に話を聞いた。


    ■(1)東京特殊電線の「MEGRAS(メグラス)双方向通信」
     アクティブタグで、倉庫内の荷物の「探し出し」が容易に──。東京特殊電線(東京都新宿区)は、アクティブ型無線ICタグシステム「MEGRAS(メグラス)双方向通信」用に、新たにPDAタイプのトランシーバを開発した。
     「荷物を探すムダな時間を排除し、倉庫内業務の効率化を支援する」という同システムについて、同社RFIDチームの太田良幸参事(写真)に聞いた。
    totoku2.jpg
    太田参事
     同システムは、PDA一体型トランシーバとアクティブRFIDタグで構成され、トランシーバとタグのいずれも電波を発信できる「双方向通信」が最大の特徴。PDA上で特定のタグを指定し、トランシーバから電波を発信すると、その電波を受信したタグが音と光で位置を知らせる。
     同システムは2年前から発売されているが、今回、「特定小電力無線」という方式を採用することで、通信範囲を従来の半径10mから80mに大幅に拡大。
     タグから発せられる音を頼りに商品に近づいていくと、トランシーバと該当タグの距離により、画面上に「遠くにあります」「近くにあります」などの表示が出る。同氏は同システムの活用例として、「出荷頻度の低い商品や、仮置きを繰り返すうちに位置が分からなくなった商品などの探し出し」を挙げる。
     同氏は、「現場によっては、倉庫内を1日がかりで探すようなこともあると聞く。これは大きなロス」とし、同システムを使えば、「どんな人でもすぐに目当ての商品にたどりつく」と話す。そして、「初めての人でも3、4回の検索で探し出しが可能。使い慣れれば、30秒もかからないはず」と自信を見せる。なお、複数人が同時に作業を行う場合に備えて、LEDの光は3色を用意している。
     タグには書き込みもできる。パレットや折りコン単位で、そこに搭載された荷物情報を書き込むなどの使い方ができる。この機能を活用して、「トランシーバでタグのID情報を一括収集すれば、ある一定エリアについて瞬時に棚卸しを行うことも可能」という。
     「どんなに在庫管理システムやデジタルピッキングを導入しても、最後の『モノ』の確認は人の経験値や人海戦術が頼り」という課題を払拭するために開発された同システム。同氏は、「検品やピッキングには、それにふさわしいシステムがある」とした上で、「それらで解決できず、今まで手作業になっていた部分を支援したい」と同システムの役割を改めて説明。実用化が進むRFIDについても、「お客さまの課題と目的に応じて、ふさわしいものを使い分けていくべき」と話す。
     OSにはWindowsCEを搭載し、システムの開発環境を容易なものに改良。「ソリューションの一環としてどんどんお使いいただきたい」とさらなる普及を目指す。価格のイメージは、「システム開発用ドライバとタグ100個・トランシーバ1台で200万円弱」。
    totoku3.jpg
    PDAタイプトランシーバ
     同社のURLは、http://www.totoku.co.jp/

     
     
     
     
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