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    【冷凍・冷蔵装置のいま】(1)トプレック

    2008年7月3日

     
     
     

     今年も間もなく夏を迎える。5月の段階で各地で真夏日を記録するなど、地球温暖化、ヒートアイランド現象により、日本の夏は年々暑くなっているようだ。食品輸送を手がける運送事業者にとって、夏の「温度管理」は避けられない課題。荷主との信頼関係を保つためにも、品温を上げずに、安全に荷物を届けることが求められる。さらに、食の安全・安心の確保が声高に叫ばれるいま、安定した定温輸送が従来にも増して求められている。
     この「異常気象」とも言える夏の気温を乗り切るためにも、冷蔵・冷凍装置メーカー各社は、高性能な製品の開発に取り組んでいる。各社製品の特徴やサービス体制について、シリーズで紹介していく。


     冷凍機の出荷台数が横ばいで推移する中、東プレは順調に出荷台数を伸ばしている。同社製冷凍機の販売を手がけるトプレック(東京都中央区)の石川公之取締役に話を聞いた。
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    石川取締役
     同社の最大の特徴は、冷凍装置とコンテナを一括して開発・販売していること。石川取締役は、「一括生産を行っているのは国内で当社だけ。世界にもないのではないか」と独自性をアピールする。小型から大型までのフルラインナップを持つ同社だが、特に2〜4tクラスの市場でシェア拡大を図ってきた。
     装置とコンテナの一貫生産を行っているため、「短納期で商品をお届けできる」のも特徴。同じ工場内で架装を行うため、手順を効率的に進められるがゆえのメリットだ。
     また同取締役は、ここ数年の動きとして、「冷凍装置とコンテナ、それぞれ単体でも、抜きん出た性能を持つ製品にしようという目標を掲げている」と話す。
     現在、同社が「環境対応車」として普及に力を入れているのが「GBS(発電式システム)」。98年のトラックショーで初出品し、現在は環境意識の高い大手企業などを中心に広がっているという。
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    環境にやさしい「GBS(発電式システム)」
     同システムは、走行中に発電した電気を使って電動コンプレッサーを動かす仕組み。余った電気はバッテリーに蓄電し、停車時はバッテリーの電気で冷凍機を動かす。これにより、「アイドリング・ストップが可能になり、CO2排出量を削減することができる」という。エンジン直結式と比べて、エンジン回転数が低い場合にも安定した冷却性能を誇るのも特徴だ。
     同取締役は、「以前なら、配送先のアイドリングも『冷凍車なら仕方がない』という目で見てもらえていた部分もあったが、環境への意識が以前より向上した今は、そうもいかない」と指摘した上で、GBSであれば「商品の品温を保持しつつ、アイドリング・ストップを行うことができる」と説明する。
     もちろん、燃料費の削減にもつながる。同社の試算では、「1日18店舗配送、各店15分停車、アイドリング時燃料消費量1.2L/時の場合、年間約20万7000円の燃料費が削減可能」としている。
     同取締役は、「環境と省エネ、食の安全が重視されるようになり、ここ三年ぐらいで反響が急に増えた」と現状を説明し、「コンビニ配送や食品関係はもちろん、医薬品輸送からのニーズも大きい」と話す。来年度には、発電機のさらなる小型化・高出力化を実現した新モデルの発表も考えているという。
     小型─中型をメーンとしてきた同社だが、昨年発表した新商品「XZシリーズ」で、大型市場へも本格参入を図る。現在、全国に20のサービス拠点を持つが、「大型をやる以上、サービス工場もさらに増やしていきたい」と意気込んでいる。
     同社HPは、http://www.toprec.co.jp/

     
     
     
     
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