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物流ニュース
JAFと神奈川県「エコトレーニング」実施、燃費改善を実感
2008年11月26日
11月のエコドライブ推進月間に、東京、神奈川など八都県市はエコドライブ推進キャンペーンを実施している。
神奈川県は日本自動車連盟(JAF)とともに、公募によるエコドライブ運転実技講習会「エコトレーニング」を開催。10日に厚木中央自動車学校で実施された同講習会は一般のドライバーが対象だが、物流企業社員や自動車教習所教官、レンタカー業者、自動車ディーラー社員などの参加もあった。
燃費計を装着して指導
トレーニングでは、教習車に瞬間燃費計を装着し、発進時、加速時などのアクセルの踏み方で変化する燃費を確認。燃費計はJAFが独自で使用しているもので、メモリーカードに燃費を記録、分析できる。
はじめに受講者は教習所内のコースを普段の運転で走行し、燃費を計測。その後、エコドライブ運転操作の講習を受け、インストラクターによる実車を使用したデモ走行を見て練習を行う。さらに受講前と同じコースをエコドライブで走行して、燃費の変化を計測する。
その後、タイヤ空気圧やエアコン温度設定などの講習を受け、最後に各自の通常運転とエコドライブ走行とのデータを計測した評価書を配布。
当日は、記者もトレーニングを体験。燃費は通常運転では10.7km/Lだったが、エコドライブのデモ走行と説明を受けた後では13.2km/Lに改善された。発進時のアクセルの踏み込みを改善するだけでも、燃費に変化があることを実感した。
講習会を開催した神奈川県大気水質課は「エコドライブは環境、安全に効果があり、燃料コストも減らせる。燃料価格が下がってきているとはいえ、まだまだ高い。実技講習を通して効果を実感して、エコドライブ実施のきっかけにしてもらいたい」と話している。(千葉由之) -
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