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    宅配装った凶悪犯罪の発生で、事業者の業務に支障

    2008年12月2日

     
     
     

     元厚生省幹部の夫妻や妻が刃物で殺傷されるなど、宅配事業者を装った凶悪な事件が発生しており、宅配便に対して警戒する家庭も少なくない。一般消費者宅への配送が年末にかけて多くなる時期、配送業務にも大きな支障を与えそうだ。


     家電配送を手がける運送会社社長に話を聞くと、「やはり一人暮らしの女性宅や、昼間女性だけの自宅への配送では、身だしなみなどで警戒心や不快感を与える恐れがあるため、よいイメージを与えるように努め、対応をソフトに行うようドライバーに日頃から注意している。しかし、今後はこういった凶暴な事件によって、運送事業者の名前を告げても不審に思われる可能性も多いかもしれない」と語る。
     また、軽貨物による宅配業務を行う運送会社は、「これまであまり気にしていなかったが、やはり今回の報道で、年末の繁忙期に多少の影響が出るかもしれない。最近はカメラ付きインターホンも存在するが、制服を着用しての犯行も考えられるため確認は難しい。現状は、荷物の送り主の名前を伝えるなどで対応している」と、十分な配慮をするように指導している。

     
     
     
     
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